『世にも不思議なアメージング・ストーリー6』
第1話《鏡よ、鏡(MIRROR,MIRROR)》 『ディパーテッド』などで有名な、マーティン・スコセッシ監督のホラー。ホラーも監督してたのね、というくらい、意外だったのですが(笑)、このTV作品の次に監督したのが『最後の誘惑』。そういえば、『最後の誘惑』を、ずっと前から借りようと思ってたんだよなぁ、なんてコトを思いだしたりなんかして…忘れないうちに観よっと (^-^;)ある日を境に、人気ホラー作家の前に“鏡のようなものの中にだけ映る怪人”が現れた。その怪人は、他の人には全く見えず、彼は精神的に追い詰められてしまう。家中の鏡やガラスを覆い、ゆっくり休もうとする彼を見つめる妻の瞳にも怪人が…!ストーリーに予測はつくけれど、20分程度の時間にこれだけの内容を収めていたのには、本当に感心した。逆に、この時間だったからこその作品なのかも。第2話《凶弾(BLUE MAN DOWN)》 相棒を強盗犯に殺されてしまった刑事は、新しく配属された部署で、若い女性が相棒となってしまう。相棒は必要ないと思ったが、彼女は狙撃の名手。一緒に行動を共にしていたある日、前の相棒を殺した強盗犯を追い詰める時がきた。この作品の結末には、“アメージング・ストーリーらしさのある衝撃”があった。観たことある映画と似てるな…と思いましたが、『ルーキー』という作品と被る感じ(笑)。もちろん、『ルーキー』が後発にあたる。第3話《Mr.マジック(MR.MAGIC)》 年老いた往年の名マジシャンは、ステージ上で失敗することも多くなってきた。彼が出演している店のオーナーは引退を勧めるが、彼はその時は自分で決める、という。そんな彼は、不思議な力が宿ったトランプの力で、もう一花咲かせることが出来るのだが、そのトランプの力もどんどん衰えてゆく。そして、彼はトランプと共に最後の一花を咲かせた…散り際は、どんなカタチであれ、美しくありたい。