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昨日、午前3時53分、母はゆっくりと息を引き取りました。 その30分前まで、いつも通りタンの吸引をして、おばあちゃんの「しんどくないか?」の問いかけに、「うん、うん」と頷いていたそうです。 そして、何か心臓の動きがおかしいと看護婦さん、おばあちゃんも感じ、3時30分頃に連絡をもらい、病院へ飛んでいきました。 まだ、手も暖かく、心電図?はピコピコ鳴っていました。 必死に手を摩り、呼びかけ、そろそろ起きてくるだろうなと思っていた所です。 5分後に当直の先生が来て、何やら難しい言葉を言って帰っていきました。 見た事もない医者の言う事に、誰が耳を傾けるんでしょう。 丁度、昨日妹と私とおばあちゃんの3人で病院に泊まり 「もう夏休みの前期の補習が終わるから、一杯泊まれるなー」と言うと 「うん」と頷くだけでなく、声を出し相槌をうってくれました。 父も会社を変える都合で、 「有休・代休全部使って来週から8月一杯休めるから、病院泊まれるなぁー」と言うと また嬉しそうに相槌をうってくれました。 そして家に帰って、いつも通りの明日を迎えるつもりで床に就きました。 母は、最後の最後まで弱音を一度も吐きませんでした。 最後の最後まで、辛い吸引に堪えた上に、話すのもしんどいはずなのに、 看護婦さんや私たちへ必ず「ありがとう」の言葉を忘れませんでした。 葬儀屋さんの関係もあり、家に昨日、今日とゆっくりできることになりました。 大好きな家に帰って来れて、病院にいる時よりもずっと顔色が良いのです。 笑っています。 最初、色つきのリップを塗ってあげただけなのに、本当に顔色が良いので、来てくれた人たちみんな、「なんでこんなに顔色良いねん!」とビックリしています。 本当に、今にも起き出してきそうです。 本当に、笑っています。 母は、沢山の友達がいます。 浅く広くでは無く、みんながみんな深く、そして広くなので大変です(笑 母のお茶碗は、母が大好きだった友達が作ってくれたものだし、 母のお化粧も、母の高校からの友達の妹さんがしてくれました。 こんな母の死は誰からにも早すぎる、本当に早すぎるものだと、改めて思いました。 人が100歳生きるのと同じ、それ以上の頑張りをしてきたんじゃないか、と私は思います。 抗がん剤治療は行っている人にしか解らない、本当に辛いものだと思います。 そんな治療を毎週行いながら、仕事に向かい、家事をして・・・ 歩けなくなるまで犬の散歩に行ったり、買い物に行ったりしていました。 本当によく頑張ったと思います。 今まで、応援して下さって本当にありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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