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テーマ:花火♪(394)
カテゴリ:甥っ子君シリーズ。
夏物などはとっくに「最終処分」などと称して叩き売りが行われているのですが…同じく叩き売りされていたのが「花火」。 それを姉が山ほど買い込んで参りまして。 「家でプチ花火大会をやろう!」と言うのです。 花火と言えばこの日記が思い出されるのですが…うわさの甥っ子君。 試しに「今日ネズミ花火やるの?」と聞いてみたらば 「やる!」 …とのお返事。 まあいつものことなんだけれどもお手並み拝見といこうか あまり期待せず日は暮れて夜。 「はやくー!花火やるよー!!」 姪っ子たちは待ちきれず、ご飯もそこそこに外へ。 しょうがないなぁ、と思いながらゴソゴソと花火を出していると。 シュルシュルシュルシュル…パン! ネズミ花火の音。 …え!? そこにはなんと。 ネズミ花火に火を点け投げる甥っ子君が…!!! あれから一ヶ月しか経っていないのになんという成長ぶりか。 …どうやら同じクラスの男子に「お前花火に火も点けらんねーのかよ」と馬鹿にされたのが悔しかったようでして。 シュルシュルシュルシュル…パン! シュルシュルシュルシュル…パン! おおー!火、点けてるよ。 が、ふと甥っ子君を見ると。 さっきまでネズミ花火の方に気をとられて甥っ子本人には目を向けていなかったのですがそのネズミ花火に火を点け、投げた後。 かたくなに目を閉じ耳をふさぐ甥っ子の姿が。 「見ざる・言わざる・聞かざる」の聞かザルのようになっている甥っ子の姿を見て私は「ああ、やせ我慢ってステキだ」と思いつつ行く末を見守っておりました。 数をこなすうちに甥っ子君も段々慣れてきたようでしてネズミ花火を放つ間隔が早くなってきたのです。 しかし神様というのは少々残酷な気分の時もあるようでして…あと三つか四つでネズミ花火は終わろうとしていたその時です。 甥っ子がネズミ花火に火を点け地面に放つ。 ここまでは普通でした。 …が。 運悪く投げる時に花火に逆スピンをかけてしまったらしく。 フラフープに逆スピンをかけて輪っか縦にして投げたことあります? フラフープは投げるとやがてゆっくり自分の方に戻ってきますよね。コロコロって。 それがネズミ花火ですから動きはずっと高速です シュルルルルル…!!! ネズミ花火は甥っ子めがけて勢いよく元気に帰ってきます。鮭の遡上(そじょう)みたいです。 先程申し上げたように甥っ子は花火を投げた後、目を瞑(つむ)り耳をふさいでおります。 つまりネズミ花火が自分めがけて襲って着た事に全く気づいておりません ネズミ花火はシュルシュルと回転しながら甥っ子の足元へ。 「おにいちゃん!あー!」 「おにいちゃん!あぶないよぉ!」 でも流石に妹達の大声には気付いたらしく 瞬間 「うわあああああああああ!!!!!」 甥っ子君の叫び声がご近所中に響き渡りました。 パン! そして辺りに静寂が訪れ。 「……う…うわぁ~…マジびっくりしたぁ…」 多少息の上がってしまった甥っ子君。 一同大爆笑。 「あはははは!!マンガみたい!!」 「すごい!ネズミ花火に襲われた!」 「うるせー!もう大丈夫だ!!!」 粋がってみましたけれど後の祭りでございます。 そして甥っ子君は再びネズミ花火に火が点けられなくなりましたとさ。 めでたしめでたし。 こうして今年の夏も終わってゆくのですね。 短けぇ夢だったなァ甥っ子よ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ![]() 面白いサイト↑↑↑がいっぱいです。 逆アクセスランキングにご協力お願いしまーす♪ クリックするとカウントされます(^^) ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ![]() ![]() ↓↓アクセスアップ。↓↓ ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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