カテゴリ:読書
一週間のしごと (ミステリ・フロンティア)
作者:永嶋恵美 出版社: 東京創元社 幼馴染の菜加には拾い癖があった。犬や猫、果てはアルマジロなど処理に困るものばかり拾ってくるのだ。いつも後始末は恭平の役目。恭平はいつも、「猪突猛進」という言葉を地でゆくかのような菜加の言動に振り回されてばかりいる。そんな菜加がまたしても拾ってきたのは―人間の子供。渋谷の雑踏で置き去りにされたのを見て連れてきたのだというが、この行為がのちに恭平の友人・忍や菜加の弟・克己を巻き込んだ上、あんな結末を迎えるなどとは、このときの恭平には予想すらできなかった!『せん‐さく』『転落』の著者が新たに放つ、青春ミステリの快作。(「BOOK」データベースより) この本をこれから読もうと思ってる人には、ネタバレになるかも しれませんので、ご注意を! 頭がよくて、魅力的で、いい人・・・が実は犯人だ・・・ということは 大好きなアガサ・クリスティの推理小説でもたびたびあったこと だけど、まさしくそれ・・・。 結構「いい奴」って思ってた人が、実は悪い奴だったと気づいて からも、最後の最後に大どんでん返しがあってくれ・・・って思い つつ読んでた私は、甘ちゃんだったよ。 主人公の恭平と同じように、信じたかったのになぁ~。 そう考えると、現実世界でも人ってやすやすと信じちゃうと痛い 目にあうかもしれない・・・と、緩んだ心に釘を刺されたような 思いがしたよ。 なんか嫌だけどね。 犯罪の種類が好きじゃなかったから、やだなって思いながら 読んだけど、後半、謎が解けてきて、友達を救い出すまでは スピード感があって、一気に読みました。 面白かったです! そして、表紙は大好きなスカイエマさんのイラスト! 挿絵がなかったのが、残念。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.07.08 15:09:19
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