熟年離婚で 幸せ家賃込み１０万円UR団地生活

　通帳から引き落とされる家賃・光熱費などと最低限の食費は夫持ちだが
それ以外の臨時出費はわたしです。大きいのは家電！　冷蔵庫や洗濯機が続けて壊れると
毎月の収入では　無理で貯金を下ろすことになります。夫が反対したことも私の支払い。
学生の時までの娘たちのピアノ教室代・歯の矯正代・娯楽費・冠婚葬祭費・そして医療費・・・

その医療費・・・結婚後保険証が無くて困りました。結婚式・・従姉仲人のマルチ商法の誘い
急に横暴になった夫・・・一升飲む大トラ・・・合わない味の好み…いろんなストレス疲労で
高熱を出してしまった私・・・この頃は　まだ夫は優しかったのですが…してくれたのは
実家から解熱の薬を貰ってきて　飲めと言われたこと・・・気になってたので・・・
「保険証は？」と聞くとわからないという返事でした・・・・喘息の持病があるので・・・
保険証は　必要でしたし免許をもってなかったので身分証としても保険証は大事でした。

ビデオを借りたくてもカードも作れませんでした。パスポートは　
結婚前のサインでしたのでダメでした。こんなことでも泣きたくなるそのころの私でした。
妻という地位の何と惨めなこと・・・一応大手の仕事をしてたし独身でひとり暮らしの方が
よほど信用がありました。
風邪をひかないよう・喘息にならないよう気をつけてましたが・・・
それでも患ったときは市販の薬で　やり過ごしてました。

５年後子供を妊娠して保険証を渡された記憶があります。妊娠中に弱い歯の治療を
まとめて　しました。
二人だけの生活は　甘いものではなく…義務という感じでした。

スペイン旅行７日目８日目
あっという間に　終盤です。
午前は　トレドの旧市街観光。高台にあるのですがエスカレーターが整備されています。その規模に　びっくりです。

世界遺産のエル・グレコの傑作が展示されているサント・トメ教会へ　朝一番で入場しようとしたら中国の団体さんに先を越されてしまいました。
「オルガス伯爵の埋葬」美しい絵画です・・・・

その後は　スペインのカトリック総本山のカテドラルへ
内装が一番私好みだったかも・・・・ステンドグラスも彫刻も綺麗だし、エル・グレコの絵画も　ここは写真がＯＫでした(^^♪
午後はラ・マンチャ地方へ　バスの中でピーター・オトゥール, ソフィア・ローレンが出演してた「ラ・マンチャの男」のＤＶＤを見せてくれました。
思った以上の深い内容の作品でした。２０代の頃ＴＶで見たのですが　場面が次々変わるし
晩秋の男性の気持ちを理解することは　できませんでした。松本幸四郎さんと松たか子さんの舞台が見たかったと思いました。

ピーター・オトゥール,といえば「アラビアのロレンス」
ソフィア・ローレンは「ひまわり」どちらも名作で素敵な俳優さん・・・そのころは外国は遠い国・憧れの欧州　中近東・・・
ラ・マンチャは　ただ風車があるだけでした・・・
市街も　寂しい感じがしました。前は　日本人が凄かったようです。ブームがミハスに　移った感じ？

マドリードに移動してプラド美術館へ　少人数でしたので
スムーズ　名作だけは　しっかり見ることができました。現地ガイドさんの案内・説明も良かったです。館内のあちこちで贋作が描かれてました。かなりの技術でした。

ドン・キホーテの像のある広場に行きプラドの王宮へ
そのあと免税店だったのですが　抜け出して王宮の庭の写真を撮りました。

ホテルで食事して夜９時からバル巡り　日本でいうと居酒屋さん巡りです。これも日程に入っていて楽しい(^^♪
夜のソルドベル広場は　お祭り広場のようでした。
夜も遊んで　こんなツアーは　初めてです。おばさん幸せ～１２時に過ぎに観光バスでホテル帰還～

８日は　アランフェスへ　夏の王宮見学　もう中が絢爛豪華でした。一部屋一部屋テーマがあって　インテリアががらりと違います。庭もイギリス風とフランス風があり広い広い！！
スペインの栄華を感じる最後の観光でした。

フィギュアのグランプリファイナルがバルセロナで開かれるので　ちょっと調べてたら行きたくなって　まさかのスペイン旅でしたが思った以上に　素敵な旅でした。

夫と離れての９日間は天国でした。

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