熟年離婚で 幸せ家賃込み１０万円UR団地生活

　当時６０歳過ぎの大正生まれの義母は　
新婚後息子（夫）と決めた部屋を見に来ました。
　
どんな婚礼家具か　興味があったようです。
４畳半の寝室に一面が白い婚礼家具の３点セット「変わってるね」
タンスだけじゃなく独身の時に使ってた食器棚なども白だし
白レースと薔薇模様のカーテン　愛着のある人形。ぬぐるみを飾ったら
私らしい部屋になってしまいました。

その後２度引っ越しでしたが　新しい建物になるほど内装も洋風化・白い壁で
私らしい部屋度が増したかもしれません。
夫は、ちゃぶ台が似合う昭和レトロな感じが　落ち着くようでした。
「実家をそのまま使う　家具は捨てる　（中身の）お前の物は　捨てるか。コンテナ」
私の趣味の物　漫画や画集　雑貨などを　引っ越しのたびに
運んでくれて感謝してましたが　白い家具も趣味の物も嫌だったのでしょう。

当時も私の知らないところで　いろいろ言われてたのかもしれません。
夫の願いは　両親に気にいられる嫁だったと思いますが　私にはその気は
全くなかったので　夫は困惑してたと思います。

結婚式があった時も義姉たちは　黒留袖だったのですが　私は洋服・・・
母が作って持たせてくれたのですが　私は着たくなかったし、着付けや髪のセットに
お金をかけるのは、嫌でした。夫が着付けのお金を出してくれたら　
着てたかもしれませんが　
２万ほどの生活費までは　出してもらってましたが
それ以外は　私・・・家具もカーテンも家電も洋服も…
それで夫好みにするのは難しいです。

私は　個性的な変わった嫁になってしまいました

実の母も　結婚したら普通の娘のようになって落ち着くと思ったようですが・・
普通が　どういうものかよくわからないのですが　嫁いだからといって
夫の両親を　自分の親と同じように思うことは　私にはできませんでした。
というより　最後の最後まで私は　他人行儀でした。
夫にも　哀しいですが　最後まで　心を許すことはできないと思います。
それでも　あと７か月　少しでも心穏やかに　過ごしたいです。

「仏壇の方が大事離婚」は　最も円満離婚できる理由だと思いました。
夫が不動産を買わなかったのも　今になっては　良かったかも・・・
６０ですが　私は独身に　戻れるのです。
いろいろな足かせから羽ばたきたいです。


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