父みたいな人が良かったのかもしれません・・・

2015.02.16

カテゴリ：父

父は障子ふすまを閉め、近所に見られないよう家で闘病していました。
お日様に当たったほ方がいいのに・・
実家は　物で溢れてましたが　父は捨てることを嫌がりました。
父の生きた証、自分の分身が捨てられる感じがしたのでしょう。

娘達と一緒に実家に行くとつい　女性たちでおしゃべりが弾み・・・
父の食べられない食事や甘いものが並び父は機嫌が悪くなりました。

孫と会うのは、母の喜びでしたが家の外で会うことにしました。

状態が落ち着いていた時・・・
父は「自分の知り合いを紹介すればよかったな」とポツリと言いました。
夫の酒の量が尋常でないこと、横暴なふるまい、お金に苦労してるのは承知です。

「お父さんの紹介なら　真面目でサラリーマンで　よかったかも・・・」
すべて過ぎたこと・・・父は内気で縁談を持って来ることなどできる人ではありません。
品が良くて　読書が趣味・・・気難しくて内気だけど・・・
父みたいな人が良かったのかもしれません・・・・

この時は散歩ができるくらい一時回復しましたが
長時間、母がいないと不安でした．
わたしではだめなのです。
買い物と自分の通院だけが母の外出時間でした。

親の手伝い、介護に関して夫は
お金は、出さないけど時間はくれました。
思うように働けなくて貯金を崩すことが多かったです。
６万では足りない生活費、医療費、ピアノレッスン代　本、新聞代　教材
３人分の交通費　３人で１０００円ほどの外食代　映画代
、娯楽費、被服費、美容カット代、家財
シーツなどの寝具代、実家の冠婚葬祭費・・・
全部出してもらおうと思ってませんでしたが・・・
家電が壊れないよう祈ってました。

楽しめる時は楽しみました、
この頃は私の妹も加わって出かけました。
後楽園遊園地、横浜山下公園、山の手のバラ園に行っったり
娘達のピアノの発表会にも来てくれました。
母は父の介護で来れませんでした。
夏は上高地に一泊して自然を満喫しました。
夫と出かけることは　ありません。

２００５年
５月
自衛隊、イラク派遣がつづく
８月
アメリカに　３回も大型台風が上陸　被害地域で人種による貧富の差が露呈した。
この年
イギリス、エジプト、インドネシアで爆弾テロ発生
中国、フランスで内紛、暴動発生・・・

異文化を認めない　人種差別　貧富の差が争いを生む・・・
家族は　最小の社会・・・結婚は異文化の出会い・・・