熟年離婚で 幸せ家賃込み１０万円UR団地生活

突風２０メートル花嵐の日でしたが、母が目黒川の桜が見たいと言うので、
仕事休みの妹が実家から目黒まで往復付き添ってくれました。
去年までは、東京駅ぐらいまで一人で来ていましたがそろそろ
膝腰悪く一人で遠出は難しい状態です。目的地に来るのも大変なのです。

先に人気の回転ずし屋で早めのランチ、母のおごりです。
お皿の種類で値段が違うのですが、間違って選んだ３００円のサーモンが
甘くてとろける美味しさでした。母妹は値段を、気にしません。

目黒川の距離でタクシー利用、強風でしたが、まだ十分美しい花見ができました。
２枚ほど記念写真を撮り、桜並木の下を歩こうと誘いましたが、
「もう十分だ」と言って動こうとしませんでした。

すぐ側の雅叙園も励ましながら歩きました。正面の生け花、
桜と着物のコラボの展示やレリーフの江戸時代の風情を描いた作品を
見ながらゆっくり歩き、ソファで休みながら
高い吹き抜けのところまでやっと来ました。
ガラス張りで、日本庭園の滝が壮観です。
そこでアフタヌーンティー　を頼んでゆっくりしました。

丁度白無垢の花嫁さんの写真撮影が始まり、
良く見える席でしたので母は笑顔になりました。
幸せな花嫁さんを見るのは、私も嬉しいです。

母は自営３男の夫との縁談に凄く熱心でした。
相手はＯＫ，私が断ったのをもったいないと何度も言ってきました。
私は手堅いサラリーマンがいいと思ってましたが・・・・

実家が農家の母は、自営は一生仕事があると強く言ってました。
今まで、母の立場で考えたことが無く、妹が前日の電話で
「お母さん４０歳の時にお父さん５２歳で早期退職したんだよね・・・」
私は１６歳、弟はまだ７歳です。
僅かな退職金で、年金もまだだし、３人の子供を抱え、
先々を考えるとサラリーマンは大変だと思ったのでしょう。
そのころから１０年、私がひとり暮らしをするまで、
両親はピリピリで居心地の悪い実家でした。

でも体の弱い私をいつも心配してくれる母です。
安心安定に見えた嫁ぎ先、まさか娘が自営で苦労するとは
思わなかったのでしょう。
私も同族企業、兄弟で落差、価値観が違うとは思ってませんでした。

新婚時、健康保険が無いとか、喘息に理解が無いとか、
もらえる生活費が２万とか言っても
信用してもらえなかったし、離婚したくて幼い長女を連れて実家に
行ったけど、「世間体が悪い、夫のもとへ帰れ」でした。
そのあとも３年無給、無職も経験、私はＷワークもしましたが
母が苦労が報われ、老後安泰でしたので、
辛抱すれば良いことがあると言い続けました。

時が経ち、事態は変わりました。
母は「苦労したね」と言って泣いてくれました。
離婚を許し、実家に戻ることを熱望してくれます。

縁談を強く勧めたのに、娘の結婚が報われないものだったと
思うのは、辛いことでしょう。
でも悪いことばかりではありません。
母の望む通り義父母の介護はしなくて済んだのです。

帰りもタクシー、３時前に早めの解散になりました。
母との健やかな時間が限りがあると強く思うようになりました。


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日記を読んでくださって　ありがとうございます。

離婚に関する日記を見たい方２０１４年９月２２日から２０１５年３月２５日まで
３０年あまりの結婚生活が１３０回にわたり記されてます。自分でもびっくりな結婚生活です。
悩んでる方、参考になれば幸いです。でも熟年離婚は、よほどでない限り、お勧めしません。