父の介護で　大切にしたいことが見えてきた。

2015.12.24

カテゴリ：生きがい

実家の方では　父は寒がりになっていて
６月の梅雨時まで
ストーブに湯たんぽ。靴下２枚ばきでした。
家の中は　蒸し風呂のようでした。
ヘルパーさんが来るようになりました。

車椅子などを使えば外出もできたでしょうが
それも嫌がり引きこもり状態・・・

ショートステイも嫌がり
母は買い物と自分の通院が外に出られる唯一の機会です。
やがて
週に４日は医者、看護婦、ヘルパーが来るようになってました。
それでも大変で私と妹も頻繁に行くようになりました。

父は行くたびにどんどん弱っていきました。
自力でベット傍のトイレにも行けなくなり、
紙おむつになるとほとんど寝たきり状態になりました。
気品と威厳のあった父は、抜け殻の様になっていきました。

食が減り、やせた父ですが、
ヘルパーは短時間だけ・・・
母と二人がかりでもお世話が大変でした。
このまま実家に泊りがけになると困るなと思いました。

夫と家庭内別居でも　私の一番落ちつける場所は　娘たちと４人で
暮らす都心の３ＤＫの賃貸マンションでした。
そこの台所が私が一番使いやすくて、部屋で身体を休めることができました。
好きなものに囲まれた私らしい空間ができていました。

仕事もそこが基盤でしたし、働かないと最低限の
食べるだけの生活になってしまい、私も娘も困るのです。
私の医療費や実家に通う交通費も必要だし、
私も娘も趣味の費用が大切でした。

父の介護に時間をとられると
自分がどうしたいのか？見えてきました。
家族と暮らす場所が大事だし、少しでも自分らしく
生きたいと思いました。
離婚した理由もこれです。

２４日
母・妹・次女と回転すし屋に　イヴなのに繁盛してます。
平日一皿９０円、お腹いっぱい食べても
4人で２５００円で「安い」と言う、妹母～
お寿司屋さんとしては、安いけど月食費１万円生活だと
１皿で終りです。次女に　しきりに勧める妹、母
美味しそうに食べる姿を見るのが、幸せなのです。

そういえば福引をしました。
千円以上買わないとスタンプが押されないし、それが５個で
やっと福引が１回できる。きっちりなら５千円の　買い物で１回ですが
それ以上になるし、４９００円ではダメなわけで・・・商売です。
（離婚して）６回することができました。
前は、特売品の梯子で　一か所千円以上買うのも意識しないとダメでした。
長女や次女にもっと福引させてあげたかったな・・・
当時は節約に　必死だったのです。
無駄な買い物はなるべくしませんでした。

理想の家族だけど、貧乏の辛さがひしひし伝わる内容