母に振り回されたのは私だけではない元夫もなのだ

2017.11.09

テーマ：離婚(243)

カテゴリ：結婚

父（亡夫）に叱られるのが嫌で、年齢よりも一つ上のクラスに入れられ、
途中で変だと思いながらも、嫌がる私を無理やり担いで、
保育園に連れて行った母・・・喘息が出始めたが容赦なかった。
3月まで、私は理不尽な扱いにも耐えて頑張った、
５歳児？だった私…今でも思い出すと泣けてくる・・・

弟が生まれて、育児や家事を手伝わされた・・・このころから
文句を言うと
「喘息で手間がかかった、お金がかかった、だから恩返しをしろ」と言われた。
妹弟には優しい母、えこひいきを感じた…自分にだけ厳しい・・・
そう思いながら小中高を過ごした。

就職して世界が変わった、親を頼らなくても買いたいものが買える。
自立もできそう、２階女子大生間借りもいろいろ居心地悪い・・
２階の掃除をさせられるのも嫌
そんな時「結婚しないなら出ていって・・・
再就職の父親よりも稼ぎが多い長女がいると
面倒だから出て行け！」と母に言われたので２５歳で家を出た。

母から離れて解放感でいっぱい、仕事も充実・・・
貯金もできて欧州旅行にも行ける生活。
男性を頼って結婚する必要はないのだが、従姉から縁談話が来た・・・
母は乗り気だったが、私はまず電話で断った。
もうお見合い日が決められてたので、会ってほしいということで
断るつもりの衣装とつれない態度で臨んだ・・
煙草と酒の匂いが嫌・・・私はもちろん断った。

それなのに一人暮らしの私を無視して縁談話が進んでしまった。
相手がOKだったから・・・
親が私の性格や趣味を熟知してて、ふさわしい相手を選んでるならいいが・・・
母は全く違っていた。自分の欲望のための結婚。従姉も結婚マルチ商法が目的、
情報操作して母をだまして味方につけることなど簡単だ。

着物姿が見たい、披露宴の食事が食べたい、着物の写真が欲しい。
にぎやかな場を楽しみたい、そんな一時の母の楽しみのため・・
縁談は無理やり進んだ、
「喘息のあなたが一生一人で生きていけるの？」絶対の自信をもって母は言った。
目的を果たすためなら、あの手この手、母はその時だけ頭の回転がいい・・・
社会経験の浅い私は、答えられない・・・
一時の自分の楽しみのため…そのあとの娘のことなど何も考えていなかったのだ・・・

煙草の灰皿が無いと怒る夫に、灰皿代わりの皿を渡し、
飲ませないでという私の言葉を無視して酒を注いだ。
夫がわたしの実家に行くたびに、
母は「喘息の娘をもらってくれてありがとう」と
元夫に感謝して灰皿を出し、酒乱のある人に酒を勧めた・・・
母は元夫の味方する。
従姉にも喘息の娘の縁談が決まって良かったと喜んだ。
従姉は仲人料で毛皮のコートを買っていた。

その後苦しい結婚生活が続いたが、母は「我慢しなさい、辛抱しなさい・・」
自分は、些細なことも我慢できないのに・・・３３年我慢した分辛いよ・・・

離婚後、母は自分なら酒乱も生活費もくれないのも嫌、
一食１００円予算、無理無理と笑う、共働きも嫌・・・
旦那さんんが無収入になるのも嫌と言った。私は怒りを覚え、沸騰しそうだ！！

母は真面目な伴侶に恵まれ、専業主婦　持ち家、食費は使い放題だが
母には窮屈で退屈な夫だし、親戚、ご近所で一番貧乏と言い続けた。
娘が自分より不幸なのは認めない…離婚されては困る。
母の一方的な都合だけで、我慢が続いた。娘の幸せなど考えていない。
我慢させた分　罪は重いよ・・・母さんが強引に進めた結婚なのに
美味しいところだけ体験して、あとは知らん顔・・・
ここまで母が自分勝手だとは思わなかった・・・

こんなことで私と結婚した元夫も不幸だ。
愛のない結婚は辛い、我慢したのは私だけではない元夫もなのだ。