過去話2,一番辛いことや楽しいことがあった頃

2022.02.03

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カテゴリ：家族

ロバのパン屋さん

妹が生まれ、4人になり、6畳一部屋、もらい水での炊事・洗濯
線路前の住居は、子育ても危険だったし、1家はさらに東京の西の方に転居した。

父は独身の時は武蔵野吉祥寺に住んでいたので、母は23区が隣の町に
住めると思い込んでいたようだ。
姉が品川に住んでて都会にあこがれての父との縁談でした。
母は姉を頼って私を産んだので私は品川産まれです。。
それが転居で高尾山の方が近い地域で故郷と変わらない風景に
がっかりだったし、この頃は都会の姉に会うこともできない状態でした。

アパートは台所もトイレも共同で６畳と４畳半の部屋でしたが　
安い家賃で貯金して持ち家を買うのが良しとされてたようです。
教会のある立川にバスで通えたのが母には良かったようで
米軍基地があったので教会も町もアメリカ人でいっぱいで
日本とは思えないムードがありました。
私も伊勢丹デパートと屋上から米軍基地を観るのが楽しみでした。

アパートは同じような家族が住み賑やか、母は内職でおしゃれな
帽子を編んでました。裁縫も上手でした。
子供服は当時は母親が作るもの・・・
母はミシンを借りて作ってて、教会にいくときの服は嬉しかったです。

４月になり、近所の子と同じく近くの保育園に行くことに・・・
それが２年保育で　年中組にいくはずが　園の手違いで年長組にされ
母に間違いを指摘しても、だめでした。
行きたくない私を無理やり抱いて園に連れてく母は鬼の形相。
発育が悪いとされ、先生園児からバカ扱いだったし、
食事を多くで、弁当も大きく、食べ終わるまで許されず・・・

私は　風邪をこじらせストレスもあり喘息の大発作。
何度も訪問医療でお金がかかったようです。
家で寝てる私にそのタメ口ばかり・・・

喘息の改善に扁桃腺切除の手術が奨励されてた時代で
入院治療でお金がかかったと思うが・・・今も２５０万ぐらいかかる
私は気道が狭まって喘息になるので結局治らなかったし、
辛い手術、術後でした。
家で寝てる私にお金がかかった世話がかかる。タメ口ばかり・・・

保育園の方は
母もおかしいと思ってても、園に言えずほったらかし・・・
私に真の愛情があったら、園に掛け合うと思うのですが
自分にも不利で、父（夫）に怒られるのが嫌だったのだと思う。
母は面倒なことは見て見ぬ振り、ネグレクトの傾向あり・・・
ほんとに辛い園生活・・・
細かいところまでやたら覚えてて～今でも思い出すと泣ける。
異常なことは　記憶に残りやすい・・・

園が気づいたのは３月　小学１年生になれないとわかったようで
家族は逃げるように家を購入して引っ越し、
同じ市内ですが保育園は違うところ・・・
普通なら当時、洗濯機冷蔵庫を買うはずが
TVを購入・・・嬉しかった～

付録がついてる新品が欲しかった

１９６２年でハワイ特集です～

そして古本だが「家庭画報」を買い始めた。
中流以上の家庭向け雑誌で　母の理想の結婚が詰め込まれていた。
同じく古本だが初めて母が「りぼん」を買ってくれた。
付録のマンガがセットになっていたが
水野英子さんの「ローマの休日」だけは無くてがっかり・・・
１ヶ月私と妹は、少女マンガと家庭画報の写真を楽しみました。

文字や隅々まで高橋真琴先生が描いてました。

父は高橋真琴さんの絵が好みで　イラストついた文具をかってくれたり
手塚治虫先生の鉄腕アトムや０マンの漫画を買ってくれて　父も読んでました。
「リボンの騎士」が連載の頃　父が「なかよし」を買ってくれました。
家族でTV・・・アニメと海外ドラマ　ナベプロの音楽番組を楽しみました

外は自然がいっぱい、空気は良かったのですが・・・

一番楽しみなのはクリスマス、おしゃれして教会に行って
父と待ち合わせして、家でクリスマスパーティー、
朝になると枕元にプレゼント、犬のぬいぐるみのバックは嬉しかった。

なるべく両親に怒られないように　いい子にしてました。
できることはお手伝いしてたし、勉強も頑張りました。

小学３年生のとき９才違いの弟が生まれるまで
私は　それなりに幸せでした。