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2023.08.17
カテゴリ：家族
 大正生れだった亡き父は 男兄弟の７番目で４人の姉がいたが 郷里の家の名を継ぐ兄たちは戦死したり、子供も女子しか生まれなかった。 東京住まいの父が４5歳の時に生まれた私の弟が直系唯一の男子だ。 父の父・・・おじいさんは 郷里で政治家になろうとしたが 落選で借金だけ残って没落したようだ。 おじいさんの兄姉は 医者や大学の先生で、父の祖先の墓は 立派で戦前は墓守もいた。  母は直系後継者を産んだと言うことで、大奥のごとく勘違いしてた。 父の郷里から.お祝いに来るような人はいなかったし、 お手伝いに来る人もいなかった。 母はクリスチャンで 長男を産む前までは 小さなパンをもらうため 日曜朝は、朝食を抜いて教会に行って 祈りを捧げてた。 男子を産んだあと教会に行かなくなったので、願い祈りが叶ったのだろう。 核家族、私や妹が生れたときと同じように 母が一人で育児をしないといけない。 入院前後だけ父の姪が手伝いに来てくれた。 島倉千代子さんに似た優しい素敵な人・・・でも１週間だけ・・・ 母はその後、喘息持ちの９歳のワタシを家事手伝いにさせようと躍起になった。 洗濯機、湯沸かし器もまだも無く おむつ洗いで母も私もしもやけになり。。 やっと洗濯機を買った。 冷蔵庫は小６・・・買い物も１キロ先で 大変だった。 弟やんちゃざかりで 子守も大変！ 父は５０歳で会社退職 私中３ 妹小６ 弟幼稚園児だった。 父母は私の反対を押し切って ２階増築で 女子大生の貸間を初めた。 「小学生の弟はすぐ大人になる。母屋に男子がいる貸間は親が用心する。」 「日帰りの旅行にも行けなくなるよ」 お出かけの弊害を先に語るべきだった。中学生のませた忠告は逆効果だった。 増築は、退職金で足りず母の姉親戚から借りた 私は共同のトイレや台所の掃除が嫌だった。 １間１万円前後 月４・５万の収入で家族は女子大生に翻弄された。  父、再就職したが 家計は大変だったと思う。 私アニメ会社就職してバイト黙認、それで父の稼ぎより多くて 母は気に入らない。 私は４万出して 貸間をやめてほしかったが 母は 「結婚するか家を出ろ」で私は後者を選んだ。 それではダメだったのだ、妹弟のため私は 先に結婚しないとダメだったのだ。 貸間は１０年で終わり・・・母は近い将来、増築部分を長男の新所帯にしたかった。 母の大好きな姉の娘が私に縁談を持ってきた。 マルチ結婚商法で会員を増やし、収入ランクをあげようと目論んだ。 母は多くの奉公人がいる自営で玉の輿縁談と思いこんだが それは従業員で、逆に貧乏人の娘を奉公人にしようとしてたのだ。 元夫のいう専業主婦は、広い自営実家の掃除や賄をする人・・・ ３男嫁だが貧乏娘嫁は 実家裕福な義姉嫁たちの代わりに 介護や仏事も させようと思ってたが、私が新居でオタク仕事をしてしまう変人嫁で目論見が外れた。 弟は 母の姉の夫や息子に騙されて 大学卒業資格の取れない 専門学校に入学してしまった。私の新居は かなり高専の近くだった・・・ どうして私に確かめなかったのだろう。 弟が大卒だったら・・・妹以外は、母の姉家族に利用・騙された。 父が亡くなったあと、弟は結婚する気で恋人を母に紹介したが 落ち着いた人だったのか・・・ その人を母親だと勘違いして恋人を傷つけ、白紙になってしまった。 弟４３歳 まだ若かったのに・・・嫁の役目や孫に執着した母が悪い それ以来 弟が結婚を口にすることは無い。 母が亡くなり弟も引っ越しで、実家は誰も住んでないし 実家じまい、そして墓じまいとなる・・・ 弟未婚で 父の家系は途絶えることになる。
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