マンガ実写化映画「ブルーピリオド」絵で食べていくのは大変だけど

2024.09.12

カテゴリ：映画

公立高校２年生の矢口八虎は、ある日、一枚の絵に心奪われ、倍率２００倍の東京芸大を目指すことになる。

作者の山口つばささんが東京芸大出身で　受験過程も細部までリアリティがあり原作マンガが素晴らしい！
映画は６巻のところまでで　私もそこまでしか見てないが　とにかく絵が上手
３巻目ぐらいまで無料で見られます。
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山口つばさの遊び場
https://www.youtube.com/@user-kj8bx4qq9r

アニメも良かった～
YOASOBIの主題歌　「群青」もぴったりでした。　
https://www.youtube.com/watch?v=C0_gUbghHEw

そして実写化、予告編は何度も見たが・・・もう猛暑でも体調イマイチでも絶対見たいという衝動がなぜか起きなくて・・・グズグズしてたら３周目で近所の映画館は　１日１回だけの上映　それもレイトショーで　２１時近く～
４時おきの私は上映中に寝てしまいそうだし帰りはシンデレラで夜道が怖い。

４周目１８時からの上映があり、機会を逃すと見損ねると感じて昨日やっと見てきました。

何だろう・・・配役もかなりぴったりだし俳優さんたちも
熱演　特に女装のユカちゃんを演じた高橋文哉くんが良かった。
それだけに実写は生々しく感じた・・・冒頭大事な渋谷のシーンだが八虎は、ちょっと不良のグループにいて実写だとかなり不愉快に感じてしまった。

芸大受験の大変さが凝縮されてひしひしと感じたし、私は描きたいものだけ描きたい方なので　多くの課題が負担に思えて、美大って大変と思ってしまった。

たとえ受かったとしても、その先、絵で食べていけるかわからない・・・
団地住まいで　母親は特に普通の国立大学を望んでたし
原作やアニメ以上に親目線で見てしまった。なんだかんだ応援してくれる親は嬉しいし、羨ましくもあった。

そう美大は私のあこがれでもありました。実家は大学などとんでもなくて、高校すらも公立１本滑り止め受験もできなかったほどで・・・

ほんとは、少女漫画家になりたかったが高卒でアニメ会社に入社、親は正社員ならどこでもいいと言ってくれたので

まあアニメ部門じゃなくて出版部門　アニメ作品を
キャラ商品にしたり、脚本を見て４コマにしたり幼児向けのマンガにしたり　作品に沿った「かるた」の文や「なぞなぞ」考えたり　入社でいきなりさせられた～模写は好きだったが・・・この時なぜか石森章太郎先生の漫画家入門が役立った。
もう何でも屋でした・・・面接合格をしてくださったのは手塚治虫先生のアシスタント第一号で政府の文化賞もとった方です。

アニメスタジオ近くに武蔵野美大があって、学生さんに羨ましいと言ったら、アニメ会社で正社員が羨ましいと言われた。
このときはピンと来なかったが　このアニメ会社は当時男女平等で実力主義で最高でした。
宮崎駿さんたちがいた頃の東映アニメ並みに１０年以上勤務の先輩正社員は待遇が良かったのです。

その後はリスクの少ない外注が主流になり、スタジオはなくなって・・・あれこれ４５年前の話です。
私はその後生活に追われ・・・元夫に邪魔されながら絵仕事しました。
楽しそうに仕事してるのがムカついたようです。
仕事ととは汗水流しながらするものが元夫定義

でも生活費がまともに貰えない、男尊女卑・・・
娘たちのためにも慣れてる分野の絵の仕事が一番稼げたし、

やりがいのある仕事もブラックな仕事もやるだけやって　絵仕事は気力も体力も尽きた感じで・・・
・・・手芸、手作り品に移行しました。
好きなことを仕事にするのは大変です。私は恵まれてる方だと思います。

元夫が無給状態になるまで共働きで　絵の仕事だけで生活を支えることが
できました。家でできたので子育てしながらできたし・・・
少女塗り絵の仕事をしながら長女の子育てのときは　これって理想かもと
思いました。
母も元夫も少女塗り絵の仕事だけは、認めてくれて邪魔もしなかった。
好きな仕事だけできたら最高でしたが、それは稀なことで・・・
生活費を稼ぐとなると絵仕事だけでは難しいし　それもどんどんブラックな仕事に
なり
パートと掛け持ち・・・父の介護や欠席裁判でPTAの郊外部の部長にされた時は
きつくて体調崩し、絵の仕事もパートも失いました。
その頃から手芸、手作り品に移行　締め切り無くマイペース
休んでも、首の心配も無い・・・母や元夫も妻が
手芸縫い物はイメージが良かった。

美大に入った八虎が気になりますが・・・
まだ見てません