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熟年離婚で  幸せ家賃込み10万円UR団地生活

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2024.11.06
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楳図かずおさんのマンガを知ったのは

10歳頃見た「少女フレンド」掲載の
「ママがこわい」「まだらの少女」などのへび女シリーズ、ほんとに怖かった。
実母が長女の私にだけ意地悪で支配力が強かったので、もしかしたらなんて妄想
したら余計怖くて、喘息で不眠症の子になっていた。

9歳違いの弟ができた途端、母が変貌。小三で
育児家事をまかされ放課後友だちと遊ぶこともできなかった。ピアノを習ってないのはクラス女子で私だけだったし・・・妹は何もしなくていい、私は橋の下でひろってきた子なのか?継母なのか?妄想が激しかった私・・・
でも長男教で依怙贔屓なのは最後の最後まで変わらなかった。

長女は母親が死んだときの代役で、そのように
育てるのが母の考えだったのだが迷惑でした。

1967年「なかよし」に「リボンの騎士」の連載があり、手塚治虫先生の作品が好きな父が買ってきてくれた。
そこに「ロマンスの薬あげます」惚れ薬が巻き起こす
ロマンチックコメディでホラーは苦手だったが、これは女の子の絵がきれいで楽しみでした。


1972年少年サンデー連載の漂流教室。
立ち読みしてたが最終回は 本屋で嗚咽でした。

(この頃までは少年少女向けのマンガは好きなものは一通り見てたと思う、ネットはなかったが全国のマンガ友だちと文通して気になるマンガの情報を出し合ってた。漫画家アニメーター志望の子ばかりで読書家)

小学6年生の少年少女たちが未来でサバイバル劇を繰り広げる「十五少年漂流記」がヒントだったようです。
2002年のテレビドラマ化
「ロング・ラブレター〜漂流教室〜」も夢中で見た。
こちら設定が高校生になってて
現代編の妻夫木聡くんのロケシーン、タコ滑り台など
品川住まいの時、自転車で行ける公園だったので、余計に
熱心に見た。原作よりも穏やかな展開でした。

前後してアニメ会社をやめてフリーになった1980年頃
学習雑誌で企画マンガでオリジナルの絵の仕事をもらってた。
大抵は器用貧乏でアニメキャラの模写の仕事が多かった。
そのころ
楳図先生は高田の馬場に住んでらしたが、打ち合わせをする喫茶店が同じで何度か、お見かけした。
赤のボーダーの服を着てるので、どこにいても目立つが
喫茶店では大事なネームを考えている時なのか声をおかけするのは憚られた。

週刊少女コミック掲載の1974年-1976「洗礼」は怖かった~
若さを取り戻すため、脳移植のために娘を産み育てる・・・脳移植のSF小説やマンガはかなり見たがこれは生々しかった~
萩尾望都さんの「トーマの心臓」が連載だったので購読してたのだが雑誌を部屋に置いておくのも怖かった。
1976年「まことちゃん」が大ヒットだったが 下ネタで苦手な分野でした。

その後引っ越された吉祥寺で街の中で一度お見かけしたが
建てた家が目立ちすぎるということで周辺とトラブルで
TVでもキワモノ扱いで心が傷んだ。

その後忘れた存在になってましたが、フランスで大人気で
2018年仏アングレーム国際漫画祭遺産賞の受賞をネットで知った。
フランスは日本のマンガやアニメを芸術として見ていて理解がある。
他に鳥山明 大友克洋 高橋留美子 諫山 創、進撃の巨人は外国の方が凄い人気です。

楳図かずおさんで自分の60年を振り返ってしまいました。
私が成人前に見た作品は当時の家庭や学校 社会の闇を
克明に描いてたと思う。原作の漂流教室では教師の大人は 醜く描かれ、みんな死んでしまう・・・昭和の頃、年功序列で大人が間違ってても、親や教師に逆らうことは基本許されず絶対的な存在だった。
親の保護下にあった子供は、なんらかに耐えてる・・・
それは現代も同じだと思う。
子育て親育て社会育ては難しい。
失われた30年で 日本はおかしくなってるなあと感じる。

巨匠の漫画家たちは戦後から日本の未来を警鐘する作品を描いていた。凄いことです。

私に影響のあった方がまた一人いなくなって
寂しいです。御冥福をお祈りします。

アンデルセン公園の写真追加











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最終更新日  2024.11.06 16:34:03
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