テーマ:鉄道(21808)
カテゴリ:名鉄
新5000系登場記念、機器流用車紹介は3回目です。前回に「次回は3300系(2代目)をご紹介」と書いて締めましたが、ちょっと後回しにして今回は3700系(2代目)などの“HL車”を紹介したいと思います。
まず“HL”ってなんだ?ってことですが、「間接非自動制御」って子どもの頃買ってもらった“保育者カラーブックス 名鉄”には書いてありました。ノッチを手動で進めていく方式だそうです。対する“AL”は「間接自動制御」で自動でノッチが進段する方式で今の電車はほとんどですね。 詳しいことは…自分でググってください(^_^; 機械には弱いモンで(^_^; ○3700系(2代目) 3719F posted by (C)りんてつ 3700系(2代目)は愛電、三河鉄道など名鉄の前身会社の雑多な木造車を鋼鉄車体にしてサービスアップを図るために1957年に登場しました。 三河線など支線直通特急にも使用するためクロスシートを採用し、5500系などでも採用された“チョコツートン”の塗装を纏って登場しました。 ○3730・3770系 6800系と3730系 知立にて posted by (C)りんてつ 3759F posted by (C)りんてつ 1964年からは半鋼製(車体は鋼製)のHL車(旧愛電の3200形、初代3300形など)の更新を目的して3730系が登場しました。 ラッシュ時対策から名鉄で初めて両開きの客用扉を採用し、ロングシートになりました。運転台も踏切事故対策で高運転台化されています。 一部はクロスシートで登場し、3770系と分けられました。(後に3730系もクロスシート化した車両があります) ○3780系 3780系 posted by (C)りんてつ 1966年に支線系の冷房化を進めるために登場しました。HL車で初めて冷房装置を搭載、前面もパノラマミックウインドウを採用してイメージ時を一新しました。 なによりも周囲を驚かせたのが塗装でパープル1色で登場したそうです(^_^; この色は長続きしなかったようです。 各形式とも低性能がたたって主に支線で活躍しました。独立路線の瀬戸線に移動した車両もありました。 3763F 団体列車 すたじおHappy2 5周年記念号 posted by (C)りんてつ 地味で目立たず、ファンにもあまり注目されなかった3700系ですが末期には注目されて団体列車(団体列車を企画された知多半田弥富様のサイトです)なども走りました♪(実は乗車しました♪) そしてさよなら運転も行なわれました。(こちらは乗れずでした…) 豊鉄 1750系 posted by (C)りんてつ HL車は豊橋鉄道と高松琴平電鉄に移籍した車両もいました。豊鉄では冷房化されて1500V昇圧時まで走りました。琴電の車両はカルダン駆動化されて活躍したそうです。 ちなみに初代3700系は戦後すぐに国鉄63形が割り当て供給されて誕生しましたが、20m級車体で運行可能な区間に制約があったため持て余し、2年ほどで小田急と東武に売却されたそうです。 次回は旧型車にパノラマカーの車体を乗っけてしまった7300系をご紹介します♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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本線系統にいたこともありましたが、やはりの瀬戸線のイメージが強いですねえ。速度が上がるごとにマスコンのノッチを手動で動かす様は職人芸でした。クルマにたとえるならマニュアル車ですね。
本文中の団体臨時列車は三河線に残っていたグループですね。もう15年以上前のことですね。この団臨に乗る機会はありませんでしたが、企画そのものは鉄仲間を通じて知っていました。 懐かしいですね。 (2008年03月04日 22時21分52秒)
AMK7575さん
>名鉄にパープルの車両が走っていたことがあるんですね~ >びっくりです。(゚∇゚ ;) ----- こんばんは。薄いパープルだったみたいで先代5000系などにも採用されたものの目立たず危ないため?すぐにクリームに赤帯に塗り替えられたそうです。 (2008年03月06日 03時19分43秒)
喜多山栄さん
>本線系統にいたこともありましたが、やはりの瀬戸線のイメージが強いですねえ。速度が上がるごとにマスコンのノッチを手動で動かす様は職人芸でした。クルマにたとえるならマニュアル車ですね。 >本文中の団体臨時列車は三河線に残っていたグループですね。もう15年以上前のことですね。この団臨に乗る機会はありませんでしたが、企画そのものは鉄仲間を通じて知っていました。 >懐かしいですね。 ----- こんばんは。 自分的にはさんなな=三河線のイメージが強いですね(^_^; たしか速度計はないけど電流計は付いていたんでしたよね。運転見てたら速度が上がらなくなって“リセット”と書かれたスイッチを入り切りしてまた走り出す…そんな光景を何度か見た覚えがあります。 三河線の団体列車の次は内海まで走らせて驚きました…このときは乗れませんでしたが。 (2008年03月06日 03時26分35秒)
こんにちは。3780系といえば、転換クロスシートが1人掛けと2人掛けの両方、千鳥状に配置されていましたよね。瀬戸線へ転属しても、しばらくは急行用にクロスシートは存続していましたが、混雑緩和のためロングシートに改造されました。
また3700系の一部で、試験的にリクライニングシートが採用されたのがありましたけど、何系でしたっけ? (2008年03月07日 16時28分07秒)
jiyma21さん
>こんにちは。3780系といえば、転換クロスシートが1人掛けと2人掛けの両方、千鳥状に配置されていましたよね。瀬戸線へ転属しても、しばらくは急行用にクロスシートは存続していましたが、混雑緩和のためロングシートに改造されました。 >また3700系の一部で、試験的にリクライニングシートが採用されたのがありましたけど、何系でしたっけ? ----- こんにちは。3780系は一人がけと二人がけだったそうですね…はじめて瀬戸線で乗った時にはすでに長ーいロングシートでしたので(^_^; 転換式のリクライニングシートを試験採用したんですよね。Wikiによるとク2762で試験したと書かれてました。 (2008年03月07日 17時02分44秒)
3700系も実は当初オールロングシートで登場しており、琴電に譲渡された1020形はオールロングシートのまま譲渡されたグループでした。
その後琴電へ1031~1034はセミクロスシートで譲渡されるも混雑に耐えられず、空き番を含めオールロングシートに改造された経緯もありました。 昭和50年代にALへ改造する構想もありましたが、6000系列置き換えへ変更された為、幻に終わりました。 (2018年05月08日 18時56分22秒)
こんにちは。
名鉄のHL車、乗ってみたかった車両の一つです。 走行機器は相当に年代物だったのだと思いますが、車体が新しく作られたことで、支線とはいえ第一線で活躍し続けた車両と思えば、そのアンバランスな存在が魅力的に思えてきます。 関節非自動進段と言えば、今でも路面電車では残っている車両もあるでしょうか。目視で速度を把握しながら制御するのは、運転士さんは本当に職人技ですね。 この古い機器の車両も、更に他の鉄道会社に移って活躍したとは驚きです。 風旅記: kazetabiki.blog41.fc2.com (2018年11月07日 13時20分46秒) |
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