テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:ボサノバな日
念願の映画「ボサノバ」を、先日観てきました~!!
原題「コイザ・マイス・リンダ」は 美しきもの・・・って感じかな☆ 東京では、渋谷駅からちょっと歩くミニシアターでやってました。 丸1ヶ月近くやっていることになりますから、ヒットと云っていいでしょう。 (終了は29日現在、未定っぽいです) ここは初めて訪れましたが、意外と広く設備もきれいでした。 実は、観に行く前、セッションのときに 「観た??」とピアニストさんから訊かれたのですが その時は、公開されていたのは知っていながら、暑さに負けてまだ行ってませんでした。 やっぱりミュージシャンは熱心。感服いたしました。 その方も「すごくよかった。勉強になった」とおっしゃってました。 内容ですが、 日本のボサノバファンが涙を流して喜ぶ内容ですね・・・ ま、日本には限らないか。 日本ではほんとにボサノバが好まれてるって意味で。 カルロス・リラを中心に、ボサノバがどのように生まれてきたか 全盛期はどんなだったのか ボサノバがボサノバであったゆえんについて 語り倒してくれます。 それと、ジョビンの凄さが改めて分かると思います。 一見あまりピアノ巧そうに聞こえないのですが 実は凄いんです。 そこが、坂本○一とは違うんだな~・・・ (ファンの方ごめん!並び称されてるってことでご勘弁を) ま、ジョビンさんの歌は・・・あえてコメントしませんが。 ジョビンの息子さん(パウロさん)も演奏と語りで出演していますので、 よく分かると思います。 その他、現在も活躍を続けるミュージシャンの生演奏もてんこもり。 女性ボーカルだけみても ジョイス、レニ・アンドラージ、ワンダ・サー など、私の好きな人たちが続々出て歌ってくれたので嬉しかったです。 カルロス・リラの娘さん(美人シンガーです)も親子で出演してました。 映画としては~~、 私が感動した音楽映画を思いつく限り言うと・・・ 「ジャニス」 「ブエナビスタソシアルクラブ」 「ステップ アクロス ザ ボーダー」 のいずれにも劣る内容だと思いますが・・ (前2者は音楽知らなくても結構楽しめるかな。 最後のは、90年頃の作品だということを含んで頂いて、 そして、ヴィムベンダース監督作品でもありますし 音楽の面白さ、そして映像的に良いように思いました) ボサノバってどんな音楽なのか? 日本で演奏をやる人にはぜひ観て分かっておきたいことが 伝わってくる作品となっています。 やや、オジサンたちの 「昔はこうだった・・・」という思い出話 というイメージはつきまといますが・・・(笑) ボサノバってジャズの一部よね と割り切っている(←出演者達と同様、私もこれは間違いだと思います) 方には、目からうろこが落ちる、かもしれません。 あと、ボサノバってジョビンだけでしょ? と思っている方にも・・・(確かにジョビンは凄いんですが) もちろん、ボサノバって ただのオシャレ音楽じゃないだろう~? って事を、うすうす分かりながらも はっきり言葉にできないという、 もっとボサノバを分かりたいボサノバファンにも 大満足な内容でしょう!! これからぼちぼち、 この映画館で紹介されていた音楽について できるかぎりレビューして行きたいと思っています あんまり頭でっかちなのは嫌だな~ と思う、隠れボサノヴァ・ファン さん達に お送りしていきたいと思ってます(予定☆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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