言葉の力
一月ももう終盤へ。早い。自分は明確な目標を日々持って仕事をしているか?毎日の業務に追われて、意識していない。みなさんはどうでしょうか?「日経ビジネス」という雑誌でYKKの創業者、吉田忠雄氏の言葉にガツンとくるものがあった。「成熟とはもの作りの精神の弛緩が生む停滞であり、向上心を持つメーカーに成熟などあり得ない。」 というもの。メーカーだけに限らず、これは人間の生き方にも通じる。この言葉は非常に重みがあるし、天地自然の真理である。「努力」、「ひたむきさ」、「謙虚さ」、「挑戦」、「夢」今の日本の社会にはこれらの言葉が一つでも見られるだろうか?格差社会、少子高齢化、談合問題、偽装問題、いじめ自殺問題、等々。活気もなく、殺伐とした世の中になり、自分が良ければ全て良し、勝ち組になりたいと、皆が足をひっぱり合い、蹴落とし合っているような世界。日本は戦後、急激に裕福になり経済的に成熟したと思い込んでしまったため、古き良き日本の伝統や精神が受け継がれずに弛緩し、向上心は衰え、精神的に貧弱になってしまった。偉そうな事を長々と書きましたが、自分も全く同じ事だな。「努力」、「ひたむきさ」、「謙虚さ」、「挑戦」、「夢」これらが今の仕事、プライベートにおいて全て自分にあるのか?仕事では、市場が成熟し、縮小しているという現実を見て、自分は数字のみで判断し、現状に甘えていたと反省する。吉田氏のこの言葉の前では、誰もどんな言い訳も通用しない。仕事の面だけではなく、人間としてもこの姿勢を貫くのは、厳しい事だけれども、きっと豊かな人生を送れると思う。まず自分から行動を変える。そして、こんなブログの隅っこで「嫌な社会だ~」と愚痴をこぼしていないで、自分が世の中を変えていってやろう!そのために、こんなものを使ってでも、自分の主張を発していこうと思う。