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カテゴリ:小説・コミックなど
辻ひと成。
ミュージシャンと作家の兼業。 パリ在住。 モトツマは南果歩。奥様はミポリン。 その、溢れるばかりのナるっぷりから目が離せず、ついついこのブログの初期のエントリーに取り上げてしまった。 12年ぶりに麗しい奥様がスクリーンに復活するということだし、何せ監督は原作者本人じゃないし(よかった!)、恋愛映画を観てみたい気分だから観てみようかなー。その前に原作を読んでみるか! …と思って、立ち読みをしてみたところ… なんじゃこりゃ~~~!!! 主人公のエリート好青年が貞淑な婚約者がいながら、結婚前の赴任先で自由奔放な謎の美女(そして身の程をわきまえている)と情事の限りを尽くしてフラフラしまくった結果、婚約者を選んで自分は幸せな家庭生活を送り、自由奔放なヒロインはその25年間、彼だけを思い続ける。やっと再会を果たしたその数年後、見舞いに来た彼に感謝しつつ彼女は一人淋しく異国の地で死ぬ… ありえん><!! 女なんて超・現実的なのに、こんな女性がいる訳ないじゃん! これって、W辺淳一センセイとは違った意味で、男にとっての永遠のファンタジー小説じゃないのォ? と思えて仕方がなく。 しかも登場人物の造形にリアリティーがない(魅力が行間から伝わらず、文章がト書きっぽい)。 心にずえんずえん響かない(そう思うのはRGだからか??) うーん、映画を観る前に気付いてよかった。 ヒロインの美しさや、バンコクやオリエンタルほてるの描写はそれなりに素敵だったりするんだけど。 一番は、そこまで二人の女性が執着するくらいの魅力が殿方に感じられなかったのが致命的だな…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年01月18日 22時56分17秒
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