ｒｉｒｉｃａｌ　ｗｏｒｌｄ

　今回は、離れて暮らす実家の母と、都内の某地で待ち合わせての珍道中
　母と一緒に旅行は初めて。
　娘として、こういう時間が持てたのはとってもよかったと思う。

　とにかく並外れて方向音痴の母（しかも腰痛持ち）との旅行だったので、私の気持ちは限りなく「気分は引率者」だったのだー。
　いかに最短ルートで目的地に着けるか、事前に綿密に計画を立てて、ひたすらそれだけを考えていたような…（笑）。
　母に似ず、地図と路線図があれば大抵の所には行けるので、全行程を無事にやり終えてほっと一息だ。
　当然ながら、友達などにも全く会えず。

　で！！
　こんなに、事前計画を立てたりする面もあるのに…
　行きの飛行機のチェックインの時間に間に合わなくって、しかもその飛行機に乗ることを前提に詰め詰めのスケジュールで舞台鑑賞を入れていたため、また新たに定価で別時間の航空券を買うハメに！
　なんでこんなことになったかというと、ギリギリチェックインできる時刻に空港入りするつもりが、一本電車に乗り遅れてパーになったから。余裕を持って動かなかった自分に原因があるので、誰のせいでもない～。
　ホント、我ながらすっっっっごいアホだ～～　

　いや、これくらい痛い目に遭わないとアホだから学ばないんだろう…(^^;)
　高い授業料だが、もう二度と繰り返さないための対策も具体的に考えたから、もう大丈夫。
　
　今回の旅行はざっとこんな感じ。　

＊四季の「あいーだ」を鑑賞（母は別場所で「キャッつ」を鑑賞）　
＊お台場「ヴィーナスふぉーと」でショッピング
＊某美術館で西洋画を主に鑑賞
＊銀座周辺の百貨店のファッションフロアをひたすら見る（母は何点かお買い上げ）
　“EP0CA”がカワイイね！と意見が一致。しかし、お高いわ…☆
＊千びき屋でふるーつパフェを食す
　札幌には、この手のフルーツが主体のパーラーってないのよね。　




　母はあまり食にこだわりがないので、そんなに凝ったことはしなかったけど、終日そこそこ美味しいものは食べられたかな。

　それにしても…
　例年より寒いといわれる東京も、厳寒の北海道から行った身からしたら、楽勝で春爛漫だわね！！
　
　小学校に読んだ「オペラ全集」以来、憧れていた「あイーダ」が、想像以上にすごくよかった。感激してハンカチが離せない。
　私が観たヒロインは樋口さんだったんだけど、しばらく観ない間にとても成長したのがよく判り、感慨深いものがあった。
　低音が響く歌声も素晴らしいし、頭や顎の上げ方、姿勢などの何気ない仕草だけでもやんごとない身分を連想させる。気高く媚びない、そして自分の弱さに対峙する、人間らしいヒロイン像が本当に素敵だった！あれは、女優だったら一度はやりたい役じゃないだろーか。そして、アムネリスも女の子らしくって、嫌味がなくってカワイイよー＾＾
　そして、なんてこの物語はTRな展開なの～と思いながらしみじみしちゃった。
　さすがラブストーリーの古典だわ。