ｒｉｒｉｃａｌ　ｗｏｒｌｄ

　普通、温泉だと最低でも二人単位で行くことがほとんどだけど、今回はホテルタイプのお宿だったので一人プランを利用。いたってフツーにバイキングでごはんもいただき、何の違和感もなく一人旅を満喫。
　独身が長いと、なんでも一人でやるのが増えてくるもんだなー（笑）。
　その内、一人焼肉とかもしそうで怖いわん。

　前評判の高い大浴場は、噂通りでかなりよかった！
　温泉の泉質の種類が多くって、違いを楽しめるのがイイなー

　精神的な疲労が溜まっていたし、家にいるとどうしてもネットをしちゃうから、こうして強制的に気分転換ができる予定を入れておいてホントによかったよ。
　
　家だとテレビもあまり見ないけど、旅先で何もすることがないのでつい見ちゃうし。
　フジで地下鉄さりん事件のドラマをやっていたのでチラ見してみたら、興味深過ぎて最後まで目が離せず。

　今回の取り上げ方は、あくまで被害者代表の方に焦点を当てていた。
　どうして何も悪いことをしていないのに、死ななくてはならなかったのか…という犠牲者の方の無念を思うと、本当に哀しかった。なんて恐ろしい事件だったんだろう。
　あの教団は狂ってて、クレイジー。
　A原も実行犯もしっかり罪を償ってしかるべき。
　
　でも、一番大切なのは…あの教団を潰せば終わりって訳じゃなくって、
「二度とこういう事件を起こさない世の中にすること」だと思う。
　この状況だと、根本的な解決には至ってないから、病巣はまだあると思うんだよね。
　だって、そういう絶対的な帰依を求めてしまう人たちもいる訳でしょう。
　その受け皿が何かあるのか？といったら、今の日本にはないと思う。

　そのことについて、このドキュメンタリーでは触れてなかったので…
　これにはヒントがあるかな？と思い、春樹の「アンダーグラウンド」を読んでいる。
「あとがき」から読み始めたところ、つらつらと私が考えていたまとまりのない概念を、正に彼が言語化してくれてるー！！という印象で感服。
　今更ながら、やっぱり春樹は凄い