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まだまだ故障によるパソコン環境は整わないが、ようやく風邪はほぼ治ってきたので一段落。途中、会社を休んだ時に図書館で頼んでいた本がいろいろ入ったのでこの10日ほどで読みきった。この本はそのうちの一冊。
「夜と霧」を、初版と改訂版の両方で読み、それからこの本を見ると・・・感動が倍増。 個人的には「夜と霧」より、こっちの本を手元に置きたいなと思った。人生の岐路で何かあった時に読み返すことができるから。それくらい心に深く突き刺さる良書。人間の生きる意味とは何か?という根源的な問いに自己の経験から真っ向から答えている。 何よりすばらしいのは、著者がアウシュヴィッツで絶望的な状況にあった時に「この経験をいつかウィーン大学で講演したい」と強く思い描いた結果、見事に生還してそのウィーン大学での講義をするのが実現し、それを綴ったのがこの本だということ。いかに彼が生還してからのそれからをものすごくリアルに、そして希望を持って望んでいたかが判る。 こういう方だから、奇跡的に助かったんだよなーと思わずにはいられない。 こういう過酷な経験を経ている方が、医師として不治の病に冒されている方を看取る時に発する一言一言、そして死に瀕している方々を尊重して思いやるものの見方がすばらしい。高い人格を持つ方の言葉は本当に胸に響く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年08月14日 16時28分55秒
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