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おいしいものが好き! ~平凡主婦のよくある日常~

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2007.08.16
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カテゴリ:おでかけ

昨日は終戦記念日でしたね。

しかし戦後も62年にもなると、戦争について深く考えない人も増えてますね。

私も他人の事は言えた義理じゃないですが・・・

すでに平和ボケしてますね。



私が子供の頃、この時期にはよく聴いた覚えがあるんですが

「戦争を知らない子供たち」って歌

最近はあまり流れてないなぁ~・・・??

なんですが、この「戦争を知らない子供たち」って当時の子供たちは

つまり私も含まれてますが、今や子供から親になってます。

なのでウチの長男や娘は「戦争を知らない子供たちの子供達」ってことですね。

そりゃ、戦争の記憶も風化していくわ(-_-;)

それでも私などはまだ、子供の時分に親や祖父母から

「イモの蔓やイナゴを食べた」

「家の庭に防空壕を掘って入った」

「親元を離れて学童疎開した」

などといった体験談も聞きましたが、今の子供達は戦争を知らない親から

「戦争って悲惨なものよ」と聞かされてもピンと来ないでしょうね。



なので今日は長男を連れて

「ピースおおさか」大阪国際平和センターへ行ってきました。

ここは常設展として、戦争の様々な資料や写真、映像などが見られます。

そして今は特別展として「戦時下の大阪~ないないづくしの戦争展」と言うのをやってます。

長男は小学6年生で11歳(誕生日がくれば12歳)

戦時中なら学童疎開していた年ですかね?

でもあと一つ年上だったら学徒動員で召集されてます。

今の日本では考えられないですが、今でも世界では

10才そこそこで銃を持たされ、戦場に身を置く少年兵は少なくありません。

なので長男には戦争の悲惨さなどを学んで欲しいと思ったんですよね。



さて、ここに着いた時には「何があるの?何が見られるの?」と期待していた長男。

入ってすぐには、目の前に展示してある実物大の

自分よりもデカイ爆弾のレプリカに「おお~、デケェ~♪」などと喜んでいた長男。

なんですが戦争の実際の映像や写真って、かなり陰惨なものです。

思わず目を背けたくなるものもあります。

展示室を進むに連れて、長男はだんだんと顔つきが暗くなり無口になってしまいました。

無理もないな~しょんぼり 私だって気分が悪くなりそうだったもの。。。

母親の遺骨を抱いて立ち尽くす幼い子供の写真。

虐殺された人々の写真。

さび付いた銃やヘルメット。

ちょっと長男にはショックが大きかったかも・・・・・ショック



でもね、日頃はノドが乾いて冷蔵庫を開けるとジュースが冷えていて

小腹が空いたと言って戸棚を開ければお菓子が入っていて

三度、三度のご飯が食べられ、食後にアイスクリームを食べる事ができ

勉強は面倒くさいと文句を言いつつ学校に通えるのが当たり前の生活と思っていた長男。

それが実は当たり前ではなく恵まれた事だと、

多少なりとも分かってくれたのではないでしょうか?

またこういった悲惨な史実を見て胸を痛める心があるなら安心ではないでしょうか?



だってね、今日は夏休みのせいか

他にも親子連れや中高生などが来ていたんですが

7~8人ほどの中学生くらいのグループが、

長男が意気消沈していた展示室の展示を見ながら笑ったり

ふざけあったりしているんですよ 怒ってる

お友達同士で来ている気安さがあるからかもしれませんが

それにしても呆れますよ。。。。

後ろから、この子たちの頭を叩いてやろうかと思っちゃいましたが

この子達も「戦争を知らない子供たちの子供達」です。

これからもっと、大人たちが

戦争の悲惨さを次世代に語り継いでいかなくてはいけませんよね。。。










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最終更新日  2007.08.16 12:59:11
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