り～るのつくったりそだてたり

いつも..家族のコトで疲れちゃうと睡眠障害に陥ります。
寝ているか　起きているか　なんだかわからない状態。
うとうとすると、息子スカイに蹴られて。
にゃんこに「うにゃうにゃ」されて...さらに細切れ睡眠。

そんな時の夢って短いのにとてもリアルで.....いつも同じ人が。

１５才から１９才まで付き合っていた初恋の彼の夢。

結婚したかったけど..１７才からの４００kmの遠距離恋愛を
乗り越えるほど私は成長していなかった。
おこづかいで電話して手紙を書いて...。二ヶ月に１回は会って。
とても背が高く優しい笑顔の人でたくさんの知識を教えてくれた。
器用で何でもできる人でした。きちんと叱ってもくれました。
たくさんたくさん話をしてくれる人でした。

もし..あのころ携帯があったなら..きっと続いていたでしょう。
せつなさと不安で２人の間が壊れちゃうこともなかったでしょう。
あんなに傷つけてしまう別れにはならなかった。

夢でいつも私は彼を追い掛けてます。彼はいつも優しく笑っている。
で、私は必死に追い掛けて追い掛けて...彼のそばにいようとします。
でも気がつくといなくて..また探して。

目がさめるといつも現実に戻るのに時間がかかって。
今..どうしているのかな、幸せでイルかな。もうお父さんになったかな。

朝ご飯とお弁当を作っているとパパの目覚ましがなって..パパが起きてくる。

『初恋の彼』と違って、器用とは言えない。叱ってもくれない。知識もない。
言葉も少ない.....
背が高いこと...はおんなじかな。

いつも通りパパはおはようのキスをしてくれる。

なんだか、涙が出てきて...ぎゅうってしがみついた。
こんなとき...いつも自然に涙がぽろぽろでてきちゃう。
大きな大きな背中。優しく抱き締めてくれる腕。
「どうしたの？」って。聞かれた。ただ..それだけ。

...（なんでもない..やっぱり私には『あなたなんだ』って思った....）

言葉にはしなかったけど、パパもあとはなんにも聞かない。
普通にご飯を食べている。にゃんこをなでている。

出かける時「いってきます」のキスのあとパパが言う
「ごめんね」
これって...（わかってあげられなくてごめんね）
（なんにもできなくてごめんね）（しょうがいが　あってごめんね）
（ことばにできなくてごめんね）
そんないろいろがつまっている...わかっている。
言葉が少ないパパ。感情を説明出来ないパパ。

一目でお互い恋に落ち（パパは恋じゃないと思うけど）、
何も知らないまますぐに一緒に暮らしはじめ
周囲の反対を押し切って結婚した私達。
息子スカイの発達障害がわかり..パパも同じだとわかり..
寂しい時も辛い時もあった。

だけど...やっぱりパパで良かった.....