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カテゴリ:成人自閉症さん
「危険なことに興味を持ちませんか?借金は?キャッチセールスにひっかかったりは?」
とても繰り返し、聞かれたことです。 パパは両親と会える環境にないため、生育記録がなく正式な診断書をもらえません。 でも、困る場面も出てくるので、精神科医師の「意見書」を作ってもらいました。 持ち歩くことで、困難な場面(事故など)にあった時に本人の特徴を示すため。 それの受け取りにり~る一人で行ったときの、精神科医師の言葉でした。 高機能さんのご家族が読むには、辛いことも書いてます、かなり。でも現実です。 そして、知ることで回避できることもあると思うので、あえて書こうと思いました。 医師が言うには、今まで1000人以上の自閉症さんと面談しているそうです。 高機能の方もかなりいるようですが、パパのように結婚も就職もして自立しているのはごく稀で、 ほとんどの方が家にこもっているか、仕事も続かなかったり、結婚していても困難なことがあったり。 その、心配があって、り~るに冒頭の質問があったわけです。 犯罪に絡むような、危険なことに非常に興味を持ってしまって家族が困る、という方、莫大な借金を抱えている方、本当に多いそうです。 「危険な障害」というわけではなく、やっぱり幼少からの周囲の認知と理解が必要だと。 実際、おそらくは、障害を抱えているであろう・・人の、特に若者(子供)の犯罪が目立っています。 そのことに関しても医師は、 「小学校は担任制だけど、中学になると学科制になって寂しいんですよ。あのこたちは、寂しいんです。家庭でも障害におそらく気づいていないでしょう」 って話していました。 だから、犯罪をしてもいいってことではないのですよ、もちろん。ただ、寂しさから、違う間違えた方向に興味を持っていってしまったり、それに気づかなかったり。 早期の気づきが、本人も、家族も、そして「被害者になってしまうかもしれない人」を救うことができるのかな、そんな風に話しました。 スカイのクラスにも、そうだろうなあと二年間思い続けてきた女の子がいます。 いつもしかめ面で、ママが学校に来ると一緒に帰るとなきます。雷や音が苦手です。 でも、ママに「あなたのお子さん、障害を疑っては?」とは言えませんでした。 ところが、先日、 「うちのこ、変だよねえ」と言われたのをきっかけに、勇気を持って 「相談してみたら?」というと、 「相談したいけど、どこいったらいいかわかんないし」という返事。 決心して、スカイのこと、話しました。相談所のことも。 そしたら、「よかった、聞けて。だって、うちのこ変だもん。」って言ってくれた。 その女の子、いつも学校で無理してました。いつも気になってました。だから・・・・・ ママが気持ち動いて、知ろうとして、きっといい方向に行くかなって思います。 Mちゃんが少しでも、楽になりますように・・・ママも楽になりますように・・・ これもきっかけになって、り~るは微力ながら学校に働きかけようと思っていることがあります。 「相談したくてもわからない」 「うちのこ、変?」 そんなおかあさんが、気づくきっかけになるような、方法やなんかを学校から発信してもらえるように。 講習会でも、お手紙でも。どんな形かはわからないですけど。 まりんの担任の先生に面談を依頼しました。若い先生です。スカイの担任ではないけど、兄弟児への理解もお願いしたいこと、発達障害への理解度を知りたくてです。 実際、まりんのクラスにも、発達障害の子がいます。だから、どのくらい理解しているのかな、って。 とてもいい先生で理解もありました。だけど、「リアル」な生活はわからないということでした。 たくさんたくさん、話をしました。とてもいい時間でした。 勉強熱心な教育者の方でも、やっぱり机上の理論なこと、多いと思うんです。発達障害もさまざまだから。 子供の発達障害の場合、自分の説明もうまくできません。だから、パパの言葉や行動を伝えると理解してもらいやすくなります。 パパとの生活を公開するのってしんどいことも、あります、正直。でも 「発達障害児も必ず成人するんです」 だけど。。現在の教育は義務教育以上のことは考えていません、はっきりいって。 今年は役員もないので、小さいけれど、自分がなにか、できればなって思ってます。 家族のこと話すだけでも、小さなことでも、誰か一人でも、楽になってもらえたら・・・・嬉しいです。 成人になったら、こんな風に困るんですよ、成人しても、幼いんですよ、そんなこと言うと改めて驚かれますけど・・・傷害なんだから治らないもん、当たり前なんですよ。 周りが悪いから、社会が悪いから、そうじゃなくて・・・・他人のせいにするんじゃなくて・・・ 愛する三人が笑って暮らせるように、ありんこみたいな力しかないけど、やってみたい。 そう、思ってます。 偽善者かもしれないです^^;批判されるかも。それでも、いいんです。 一人でも、苦しんでる子が「今よりいい人生」送れるきっかけ、作ることができたら。 それこそが、スカイもパパも、まりんもり~るも、暮らしやすい世界への一歩だって、信じています。 最近、パパもスカイも崩れ気味で・・り~るもちょっと、ぼろぼろです(笑 でも、今回はその話はやめときます^^長くなってしまったので。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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