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カテゴリ:子育てに生かすアウトドアウェアリング
透湿防水素材といえば、アウトドアメーカーが得意とするところですが、
巷でも、よくみかけるようになりました。 しかも、安く売られているので、よくお母さんから、高いアウトドアとどう違うのか? 高いの買って、損したかな?という質問がよせられるようになっています。 でも、ご安心を! こればっかりは、値段の差は、性能の差としてくっきりでているのよ~。 まず、防水について これは、耐水圧という試験で数値がだせます。 数値が高いほど、防水してくれます。 一番高いのは、ゴアテックスXCRの40000mm どのくらいの数値まであれば、よいかというと、 傘の防水の数値が2000なので、それと比較するとわかりやすいかと思います。 ただ、服は、傘と違って腕の曲げのばしやら屈伸があります。 傘と同じ程度では、腕の曲げのばしでしみてくるということです。 だいたい10000程度あれば、こどもの雪遊びに使えます。 スキーウエアも撥水だけのものがありますから、ずっと性能がよいのです。 アウトドアメーカーのものは、おおむね、この10000はクリアしていますし、10000ないものは、解説してあることが多いです。 店員さんもご存知かと思います。 巷にあるものには、そもそも数値すらあきらかにされていないものがありますが。。。 一体どのくらいの防水性なのでしょうね。。。。。 それだけでなく、防水の生地をくっつけるシームレスという技術が とんでもなく難しいのです。 よほど慣れたところでないと、漏れてくるというのは、業界の常識です。 安いものは、防水テープだけはりつけておわらせているものがあって、 アウトドアメーカーのものだと、シームレスとの違いを説明しているのですが、 防水テープだからこそ素晴らしいみたいに思えるフレーズで書かれて売られているものも あったりして、知って書いているのか、知らずに書いているのか??? 。。という印象をうけます。 それから、大事なのが、透湿性。 これは、水蒸気を通すことであり、通気性とは異なります。 24時間に生地が放出した水分量を数値化したもの g/m2/24h で、比較できます。 蒸れないとか通気性がいいとか、書いてあるけど、 数値がまったく書いていないものや、透湿性の説明がないものは、要注意です。 着て歩き回っても蒸れを感じないという程度になるには、 少なくとも、10000の数値は必要です。 値段の差は、だいたい透湿性の差だと思っていいです。 安いものは、蒸れないといっても、ちゃんとしてものより、ずっと蒸れます。 ただの雨具として、雨の瞬間だけ、ちょっと着るだけなら、10000もなくて大丈夫ともいえます。 でも、私の講座では、あえて10000以上のものを高くてもおすすめしています。 それは、蒸れないので、雨遊びが楽しくなるだけでなく、寒い時の上着にもできたり、それ一枚で、いろいろ着回しがきくから、かえっていろいろモノを買わなくてすむからです。 雨具だけのものを買うと、他に、普段の服もいろいろ必要になってしまい、結果として高い買い物になることがあると実感しているからです。 とはいえこれは、価値観なので、お好きなほうを選べばいいのですが(^^) 最後に、まとめ&選ぶときのコツ まず、防水透湿をうたっていながら、裏メッシュで。。。なんて、いうのは、生地の透湿性が低いのでメッシュをつけざるを得なかったと考えればいいでしょう。 透湿性の高いものは、メッシュは不要なのです。 数値がちゃんと書いてないものは、聞いて納得してから買いましょう。 安いものは、それなりの理由があるということで お買い得品 とは限らないことを理解しましょう。 ちなみに子供用ででている ザノースフェイスのハイベント のレインウェアは 耐水圧10000 透湿性13000 モンベル ドライテック 耐水圧25000 透湿性10000 モンベル ハイドロブリーズ 耐水圧20000 透湿性10000 ゴアテックスは、XCRで 耐水圧40000 透湿性13500 と優秀ですが、子供用は3万円代なので、なかなか手がだせないものだと思います。 逆に1万円代もするものでも、20CMくらい大きめを買って、3年使い込むことができれば、もとがとれますよ~。20センチちがっても、実際は5センチくらいの差だったりするのです。 これからの雨の季節、検討してみてくださいね。 そこらへんの上手で賢い着回し術などを講演でもお話しています。 6月21日のラゾーナ川崎での講演は、好評につき早々に定員に達しました。 ありがとうございました! 他、6月29日と7月13日 府中のカフェスローで自然育児友の会主催の講演があります。 7月9日 新宿 こぶたカフェ主催 7月18日 ららぽーと横浜 とありますので、興味がある方は、お問い合わせくださいね(^^9 おまけ 外で今年最初のホトトギスが鳴き始めました。 託卵して育ってきたのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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