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あんどうりす の りす便り

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2009年07月21日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
園の出席シールがなくなった。

先生が今月のシールの形状を知っているかどうか訪ねた所、
他の皆は知らないと言ったにもかかわらず、息子とお友達が知ってる!
と、答えたらしい。

お友達は誰かが知らない人が持っていくのをみたといい、
息子も、同調。

先生が、やんわりと優しい口調で詳しく聞くと、
お友達は動揺し、休みの日にお父さんと園にきて
触っていたらおっことした。

砂場に埋めた。。

など、いろいろ言い出し、
息子も、持って帰ってかーちゃんの部屋にあるかも。
でも、かーちゃんのお部屋は入れないから。

などと、いろいろ言い出したらしい。

で、先生から事情説明の電話。
しからずにやんわり聞いてみてくださいとのこと。

聞いてみると、確かに怪しい事を言い出すのだ。

「かーちゃんの部屋に置いてるの?」
「置いてない。見に行かないで!』

「●くんが、持っていって砂場に埋めた』

なんてかんじで、証言がころころ変わっていく。

それだけでなく、証拠らしきものまで。。

息子が出席帳に貼ってあるシールの絵柄は先生が
知らない柄らしい。

このシールはいったいどこから。。

私「これはどこにあったの?」

息子「先生からもらった」
私「先生はこのシールの柄を知らないっていってたよ」
息子「落ちてたのを拾った」

????

あやしさ満点。

が、親として、ひとつの確信があった。

モノを調子にのって隠しちゃったり、
そういういたずらをして、過去に園でも怒られた事はある。

ただ、どこにあるか知ってる人みつけてきて~と
先生に言われると、自分が疑われる事等つゆにも
思わず、誇らしげに、犯人しか知り得ない情報を駆使して
探し出してくるのが今までだった。

ここまで言わないのは何故か?

「とっちゃった人は、きっと夜ごめんなさーいって
怖い夢みちゃうだろうね。本当の事言えないと
辛いだろうね」

と、カマをかけると、

息子
「そうだね」

と、あっさり。

ここで、私は、息子は犯人ではないのかもと思った。

見かけによらず、むちゃくちゃ恐がりな息子は、
怖いことが大嫌い。

誰かがちょっと意地悪するようなアニメなども
絶対におそろしくてみる事ができない。
戦闘はもちろん、こちょこちょマシンでくすぐられるというだけで
もう恐怖全開で拒絶反応なのだ。

怖い夢をみるなんて事は、本当に堪え難い事態なはず。

これは違うのかな?

盗ってないか、盗っても忘れてしまえる程度ってことなのか?
ならば出席帳に貼ってあるシールは?

と、思って、主犯格扱いの友人に電話。

ほんとは盗ってないんじゃないの?
という私の意見に、全くその可能性は考えてなかったという友人。

話によると、息子より、もっとあやしげな行動をお友達は
とっていた。

先生から電話があった時点で、お友達は号泣。
先生からやっとの思いで電話をかわると、
棚のうしろに隠したから明日探しに行くということに
なったそう。。

シールの件で息子に質問してみた。

これは誰か先生からもらったの?
「○先生がくれた」
「○先生に聞いてみていいかな?」
「いやだ。聞かないで!」
「でも、聞かないとわかんないよ」

と、説得してその先生に電話。

すると、あっさりそのシールは○先生が渡したというのだ。
先生に聞かないでなんて、あやしい事をいうから、
心配していたので、ちょっとびっくり。

シールがなくなったので、去年の別のものを代用したという。

シールの内容を知らなかった先生は、シールを知っていたというのが
二人だけだったので、疑いが先に入ってしまったからか、
むしろ息子とお友達に気遣って、○先生が渡したことまで気が
回らなかったのかもしれない。


ここで、先生に全く悪意がないのは、お話からもよくわかっている。

だけど、ちょっとづつの、ただのすれ違いからこういう事は起こりうる。

シールについては先生の側に誤解があることがわかった。

でも、完全に疑惑が消えた訳ではない。
怪しい事ばっかり言っているから。

先生も親も全く尋問はしていない。
厳しく責めたわけでは全然ないのだ。

昔読んだ冤罪の本の内容を思い出した。
意志の弱い人などが、厳しい尋問にあって自白してしまうものだと
本を読むまでは思っていたのだが、違うというのが衝撃的だった。

全く普通に、厳しく誘導されなくても、意志が弱いわけでなくても
喜んで自ら自白してしまう事が人間には起こりうるというのだ。

要するに、人の記憶って案外あてにならない。
例えば、哲学者ニーチェの言葉に、
「自分の記憶はこうだという。だけど理性が違うという。僕の記憶は譲歩する」
なんていうのがあったが、理性が違うと思えば、記憶って譲歩しやすいものかもしれない。

優しく理論的に説明されたとしても、
もしかしたら自分がやったかもしれないという
心理状態は生まれてくる。

個室で夜でと、洗脳の条件も加わればなおさらというかんじ。

子どもだと、素晴らしい記憶力のわりには、理性はちょっとあぶなっかしい。

子どもの嘘のパターンもいろいろ調べたのだけど、
相手の気持ちに応えたいという思いから、
嘘をつくという大人の感覚とは全く違う感覚で、結果として
嘘になってしまうケースもあるという。

納得。

私も思い当たる事件がこどもの頃にあった。

お友達が痴漢においかけられ、うちの呼び鈴を鳴らしてSOSした事件が
小学校の3年生くらいであった。
お友達の事情説明を聞き、母が警察をよんで、警察官とお友達と一緒に
私も現場に行った時の頃。

あらかじめ、私もお友達から状況を聞いていたからなのだろうけど、
警察官が「どこで?どのように?」的な質問をした際、何故だか
私が説明を始めてしまって、「お嬢ちゃんじゃなくって、お友達に
聞いてるんだよ」と、やんわり諭され、すごく恥ずかしい気持ちになったのを
思い出した。

全然、全く、嘘をいうつもりもなく、英雄きどりというわけではなく、
私の中で友人の記憶と同調してしまって、イメージが
具体化されすぎて、本当の話になってしまった。。のだ。多分。

だから、警察官にいわれて、そうだった。私の体験ではなかったのだったと
ちょっとびっくりしたのをよく覚えている。

小学校3年生でも、そうなんだから、園児はなおさら、
現実と期待が悪意なくごっちゃになるんではなかろうか。。。

息子達は実に一生懸命に大人のいうところの嘘をついているのだが、
嘘に嘘を塗り重ねているというよりも、一生懸命すぎて
わけがわかんなくなっているかんじ。

その後、園からお友達と息子も一緒にあわせて事情を聞かれたのだが、
わけがわかんないことを言ってるのだから、先生も疑いがすっきり
晴れないかんじであった。

息子のほうは、私にやってないんじゃないかなと確信があったので、
その旨は伝えておいたが、お友達のほうは、特に疑惑が晴れていない
という印象だった。

そうしてしばらくしたら、園からお詫びの連絡があって、
シールがでてきたということだった。

息子とお友達の嫌疑は、ここでやっと完全に払拭された。
でも、でてこなかったら、なんとなく嘘をつきやすい性格とか、
なかなか本当のことを言わないとかのラベリングが
残ったかもしれないと思うと、見つかってよかったとつくづく思う。

園の先生もとても優しく善意にあふれて、子ども達も
一生懸命で、ごくごく日常のありふれた出来事の、
ちょっとづつのタイミングが悪かっただけで、
冤罪は起こりうるんだ~とすごく考えさせられました。


誰かを責めようというのではなく、もし、同じようなトラブルで
困っている人がいたら参考になるかもと思い、
ブログに掲載しておくことにしました。

特に一番疑われたお友達、
現実とイメージが混同しやすいのは、小説家になったりできる
才能があるってことのようにも思える。
そういった才能がのびのび育ってくれるといいなあ。。。

高校生のいる保育士の友人からも、アドバイスもいただいた。

子どもはずっと、ばれるような嘘でもつくよ~。
嘘をつかない子どもなんていないからね~。
親もその都度勉強させられるよ~とのこと。。


子どもと嘘については、
これからいろいろあるんだろうなあ。























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Last updated  2009年07月21日 16時38分45秒
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