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あんどうりす の りす便り

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2009年10月01日
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ああ。なんかあらためてすごいタイトル(笑)
よくばりすぎですね。。

先日、めずらしーく私が講演会を企画しました。
人が集まっているところに行ってばかりだったので、
企画はほんとにひさしぶり。。。

園のママたちとひっそりじっくり勉強できたらいいなと
思って、ほとんど宣伝してませんでした。

でも、お友達の書家のママがすっごく素敵なチラシを
作ってくれたので、ちろちろ配っておりました。

10人くらい来てくれればと思ってたのですが、
20人以上参加希望があって、ありがたい~。。

最初、園ママに持ちかけたとき、乗ってきてくれたので、
それがまず嬉しかった。

だって、憲法9条だよ~。固すぎ。。
しかも、いま、その話題で世間が盛り上がってるとかではないにも関わらず。。

もとから関心が高いとか、政治にアクションをおこしているとか、
ではないけれど、みな好奇心旺盛で、なんにでも柔軟で、
いろんな個性を大事にできる人が多い園なのです。少人数なので、あったかいの。。

あらかじめ、勉強会しようよと盛り上がってくれたのですが、
ちょっと手がまわらず。。というか、私が予習が苦手なため、
約束を果たせなかったのですが。。。

と、前置きばっかりでちっとも本題に入れませんが
講師は、こちら

▼講師 横浜 馬車道法律事務所 弁護士 小賀坂徹さん


まずは9条のはなしをしてくれました。

参加したふみぃは、こんなふうにまとめてくれてます↓
ひなたカフェ

公民とかさ、学校でやった法律って法学部でやるのと、ずいぶん違うんだよね。
学校のは、50年以上古いっていうか。。。

そもそも憲法っていうのが、

13条 すべて国民は個人として尊重される

個人の尊重の規定があって、それを達成するために国民主権や基本的人権の尊重や平和主義を
規定しています。

13条は目的。あとは手段。

だけどさー。学校では、「公共の福祉」による権利の制限ばっかり教えてくれた気がするよ。
いまどき裁判所すらしていない解釈のものを。。

そして、公務員試験などの各種試験なんかは、その古くさいののままで。。。
不思議。。国民主権などの3原則とか4原則は試験必須の暗記ものだったけど、
でも、何の為にその原則はあるのかってこと、義務教育でも高校でもなかったです。。。

権利ばかり主張して好き勝手するのはけしからんっていう道徳論のいわんとするところは
わかるとしても、憲法って、個々人の争いを規定したものじゃなくて、国っていうのは、力が強いから
国の力が無制限に使われて、個人がないがしろにされないように、

なによりも国の力を制限するために作られた一番強い法律。。なのです。。

国にしばりをかける法規。。。だから、けしからんとかいうのは議論がずれてるわけですね。

習ってないよね?でも、憲法のイロハのイなのです。。

( )の中のどこに国民の文字が入るかを暗記するよりずっとずっと
大切な基本なのに~~。。

そんな憲法の制限規範と最高法規という性質の説明がまずありました。
わたしが、書いたよりももっと、さくっとでしたが。
前置きの長過ぎるワタシ(汗)

そして、国の力を制限するための法律なので、あんまり簡単に変わるようでもいけません。
憲法は96条で、改憲するハードルを高く設定しています。

各議院の総議員3分の2以上の賛成で、国会が発議し、国民投票において過半数の賛成が必要です。

でも、このハードル2年前にできた国民投票法という法律で、
ちょっとハードルが下がっているんだって。

憲法自体、どうやって国民投票するか、決めてないので、詳しくは法律にってことに
なっていたのですが、この法律で、最低投票率もないまま、投票したひとの過半数で
改憲できるって、強行採決で決まったそうです。

ほんのすこしの人が投票したらその過半数で、決まっちゃう。
投票に行かないと、憲法を変える事に賛成したと扱われちゃうってことです。
こどもが熱だして、行けなくなったら、憲法を変えてオッケーと言った事になっちゃう。

これは、法律できまっちゃったので、政権がかわったとしても法律を変えない限りそのままです。

わ。2年前か。。
犬が病気で亡くなったり、なんだかいろいろパニックしてたなあ。。

講義後の感想で、9条なんて全く考えた事がないから、とても
難しかったけど、考える事が出来てよかったという声がありました。
働いている方で、毎日、夜の献立のことを考えたら一日が終わるよと
いう話。。うんうん。それもよくわかるのよ。。。

法律のこと、知ってるつもり私でも、全然だもの。
内閣総理大臣の順番なんてちっとも覚えてないよ。。
気がついたらかわっていて、あなた誰?というかんじ。
なのに、いつのまに法律を通していたのだい~ってかんじで。。。


で、憲法を変えたいと思っている人たちは、必ず、9条を変えたいと思っているから
そういっているとのこと。。

確かに~。

憲法の話ではないけど、刑法上性犯罪が強盗罪より軽いんだけど、それって現実にあっているのか?
(↑刑法177条の条文どおりの名前で書き込んだら楽天にわいせつ表現として、拒否されちゃった!!)
けしからんって、そういう話しはちっともないのに、憲法9条はやたらと現実と
あわないと言われまくっているもんね。。

国にたいして科せられた制限をなくしたいという、国の思いが強いということなのですね。。

で、9条はほんとにないほうがいいんだろうか。。。

ないほうがいいと思ってる人は、そのほうが平和にとって必要っていってる。
あったほうがいいと思っている人も、そのほうが、平和にとって必要っていってる。

いま、9条がないほうがいいと言っている人は、集団的自衛権
というものが使えるようにするのが平和のために必要って思ってる。

アメリカと共同の軍事行動起こしたりとか、戦闘地域にも自衛隊を送るとか、多国籍軍に参加するとか、それが集団的自衛権。

でも、そのために9条なくしましたと海外に発信することが、日本の平和=安全にほんとに役にたつんだろうか。。

アフガニスタンで井戸をほったり、現地の人にあった生活を支える支援をしている
NGOペシャワールの会の中村哲さんのコメントが引用されていました。

「僕は憲法9条なんて、特に意識したことはなかった。でもね、むこうに言って9条がバックボーンとして僕らの活動を支えてくれていてくれる。これが我々を守ってきてくれたんだな、という実感がありますよ。身体で感じた想いですよ。武器など絶対に使用しないで平和を具現化する、それが具体的な形として存在しているのが日本という国の平和憲法、9条ですよ。それを現地の人たちもわかってくれるんです。だから、政府側も反政府側も、タリバンだって我々には手をださない。むしろ守ってくれているんです。9条があるから海外ではこれまで絶対に銃をうたなかった日本。それが本当の日本の強みなんですよ。」

9条の議論で自衛隊が合憲かどうかという話もあるけど、
9条があるからこそ、自衛隊員が命を失わずに守られてきたという現実。。

9条をもってるという日本のありかたが、尊敬されていたという現実。

講演ではイラク戦争のこととか、アフガニスタンの現実のお話もあり、
出産後、母は感受性が強まっていることもあって、ひっじょーに重い現実に
圧倒されそうになったもしました。。。

最後に、当日のレジメより引用



9条改廃、集団的自衛権行使の意味するもの

1 9条を改廃して集団的自衛権を認めることによって、緊張は飛躍的に激化するのは明らか-日米共同作戦、共同演習、共同軍事行動
  力による世界秩序維持の立場に完全に与することを宣言するに等しい。

  9条の改廃は平和憲法の理念の全面的廃棄を意味し、そのことがアジアや世界に向けた鮮烈なメッセージとなる
     →収奪する側、殺す側であることの態度表明
      憎しみと暴力の連鎖へのエントリー
  
2 それでも、9条改廃=集団的自衛権の行使を認めないと、日本の平和と安全は維持できないのか、逆にいえばそれで安全の度合いが高まるのかという問題。
(北朝鮮などからの)武力攻撃を受ける可能性の有無の議論に拘泥しないで、緊張要因の排除ということをリアルにみた場合、果たしてどうなのか。

  アフガン情勢やイラク情勢は、9条の放棄が紛争を拡大し、平和を遠ざけることを明瞭に示唆しているのではないか。


? 再び9条を獲得する

護るのでなく、選び直す、獲得するという発想

そして9条を選択する『覚悟』

以上引用おわり


民主党は3分の2以上の議席を確保してしているので、憲法改正の発議をだしやすい状況になっています。
そして、改憲派の人もたくさんいるそうです。
国民投票になってしまうと、絶対に何がなんでも投票にいかないと。。
賛成したことになってしまうのです。

憲法が変えられようとすることは、遠い話ではなかったのですね。

集団的自衛権をOKにするというのは、徴兵されて子どもが戦争で亡くなることも認めること。
そういうものが平和のために仕方ないと認める事。

そういう方法でしか、平和は守れないのかどうか。。

9条があることによって、かろうじてであっても守られてきたものを
あらためて思いました。。

わたしたちは、選択権を持っているのだから、日々の生活で
あたまがクラクラしちゃっても、こういうことも一緒に考えておきたいなと思いました。

少年事件についてはまた明日にでも。。

少年事件も。。。9条も、結局は愛なのだよな~と、
みなの感想を聞いたりして思いました。

憲法13条の規定にあるように、相手をひとりの人間として尊重する。。

どんな国の人であっても。
身近な相手、こどもや、パートナーであっても、
違う人格だからこそ、相手の立場を聞いて、気持ちを感じて、
あなたはあなたのまま存在していていいんだよ。相手も同じだよ。
お互い慈しみあって、一緒に気持ちよくなっていこう。。

そういうことなのではないかと。。。

そのためには、暴力はいらない。家庭でも、国家でも。。

暴力の連鎖へのエントリー表明。。そんなものはいらない。。

暴力よりもコミュニケーション能力をつけたほうがいい。
違う価値観であっても、相手の気持ちをとことん聞いていけるスキル。。
想いによりそっていけるスキル。
ここが違うよ。私はこう思っているという、自分の想いを相手を傷つけずに伝えるスキル。

やっぱり私は、こういうラブラブなことを言っている憲法って大好きだな~と、
懐かしく思いました。

講師の小賀坂先生、当日の感想であったように、愛と情熱あふれる想いをありがとう。
草食系男子がはやりのようですが、熱い人はやっぱりいいなあ!と思いました。

参加されたみなさま、難しい固い内容なのに、どうもありがとう。
参加してくれて、そして一品もちよりの、どこのオーガニックランチやさん?
って思うようなおいしい料理に癒されました。

そして、みんなイキイキして素敵なのだわ。。

いろんな気持ちを持ち帰った一日でした。

ありがとう♪

長い感想失礼しました~
読んでくださった方もありがとう。






























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Last updated  2009年10月02日 10時46分49秒
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