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先日、文部科学省が、地震のとき、すぐ火を消さなくてよいなどの行動指針を発表して、
それが報道されていました。 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100525-OYT1T01089.htm?from=main7 わたしがびっくりしたのは、その内容ではなく、このような発表って省庁ごとに別なのかという事でした。 消防庁ではもっと前から同じことは述べてられていました。 http://www.fdma.go.jp/bousai_manual/occ/occurrence114.html しかし、先日警視庁の地震の対応マニュアルをみたとき、火事にそなえて火を消すようにと書いてありました。 省庁ごとに対応や発表が違うのでしょうか。 また、新しい発表のものがより最新の情報を反映はしているのですが、マニュアルで覚えようとすると、かえって反対の不適切な行動になってしまいがちなことを危惧しています。 火を消すのか?消さないのか? 文部科学省の審議資料をみると、コンロまで走っていって消す必要はないが、仏壇のろうそくの火が近くで燃えているなら消した方が好い、でも仏壇まではしっていく必要はない。。そこをどう伝えたものか。。 と、マニュアルつくりの難しさについて語られている場面がありました。 本当にそうだと思います。 マニュアルにしないほうがかえっていいとさえ、私は思ってしまいます。 それよりも、理由を考えておくほうが、ずっと行動指針になります。 前提として、大地震のときは、緊急地震速報などで事前に動き出せる場合を除き、 揺れがきたら全く動けなくなることを想定してください。 動けない状況で、安全のためにとるべき行動は何か。 火がついているのが、コンロかろうそくか、それは至近距離か遠距離か、 そんなことをシミュレーションしておくのは 大切ですが、消すか消さないかで覚えると、まるで根本的な行動原則が変更されたかのような 報道がされたり、誤解を招きます。 でも、まずは身の安全。これが揺るぎない行動原則です。 机にもぐるか、もぐらないかも、もぐらないほうがいいというケースをあげると、 目からウロコだった!!となりがちですが、○×ではなく理由から考えておけば どれも○にも×にもなりえます。 建物の構造、机の構造、机と自分の距離、すべてを考えて、いまそこは安全か? という判断につきます。 マニュアルで覚えるのは、大変だとも思います。 すべてのケースを想定するのも大変です。 特に覚えておくべき事は、受験勉強と同じで自分の常識に反することです。 地下のほうが安全であるから地下街からすぐには出ないなど、 ちょっとイメージしにくいことですよね。 常識と合致しているなら、細かい状況については自分が信じられれば大丈夫。 きっと選択できます。 自分を信じる為に、ある程度の危険な状況で、より安全なことは何かを選ぶ 力を得る事ができるアウトドア体験をという事になります。。。。が、 そうはいっても、根本的にその場所にいるだけで、ひとりも助からないという 場所もたくさんあります。地震大国なので、もっと耐震化がすすまないと、 個人にできることは、あまりにも限りがあります。 各省庁ごとに審議してくださるのもありがたいことですが、 その手間ひまは、もっと耐震化にむけられても。。。などと思わなくはないです。 消防庁や文部科学省は、最近の知見が発表されましたが、厚生労働省は別なのでしょうか? 小学校は耐震化されても、保育園は???? アレルギー対策については、まだ審議もされていません。 なにはともあれ、ひとりひとりのかけがいのない命が大切にされるように ちょっとづつでも声をあげていかないといけないなあと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年05月29日 11時52分41秒
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