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とある雑誌の取材で、アウトドアで夏の暑さ対策の知恵、節電対策というものありますか?
と、聞かれました。 あります!あります!もちろん! アウトドアスキルは、抜群の防寒対策となるので、夏の暑さは、対応できないと思ってる方も多いのかもしれません。 でも、寒さの原理が分かると、暑さ対策ができるんです。 どちらも極意は 風と水とともだちになる! ということです。 なんだか風の谷のナウシカみたいです♪ 防災レクチャーでは軽く触れるだけですが、 アウトドアレクチャーの時には、熱エネルギーが移動するのはどんな時があるかというのを お伝えしています。 「伝導 対流 放射 蒸発」 学校のテストなら、この文字を覚えるところですが、 そんなことはどちらでもよくって、具体例がわかってそれぞれの原理と仲良くなればいればいいのです。 ●伝導 あったかいものを触ればあったかいですよね。金属など、熱伝導率のよいものを触ると、冷たく感じます。 夏の対策として、ペットがねころんでひんやりするマットはこの原理です。水が冷たいのも、水の伝導率が空気の2倍以上あるからです。 ●対流 風が動くと、寒くかんじます。風速1mの風で体感温度は1度下がります。ということは、夏は風を通す大きめの服をきて、対流と仲良くなれば涼しくなります。風を感じてくださいね。海の近く、川の近くは対流で風が起こります。温かい空気は膨張して上にあがっていきます。そうすると、冷たい空気があいた隙間をうめようと風となってふいてきます。我が家はクーラーがないのですが、換気扇で対流をおこすと、夜はそれほど熱くないです。 ●放射 これは遠赤外線がそうです。 ●蒸発 これが汗冷えの原理です。濡れたものを着ていたり、汗をかわかそうとすると、気化熱という形で体温が奪われます。冬の衣類でコットンを避けるのも、この原理によります。濡れたタオルを扇風機にかけると、冷風になりますよね。対流もありますが、蒸発も関係しています。打ち水もこの原理です。 ね!寒さ対策と暑さ対策は、だから、一緒なんです。 で、さらに暑さ対策の極意。 取材の時、私ではなく、去年、川遊びレクチャーを受講してくださって、 その後、川遊びにはまったママたちが、うちあわせたわけでもないのに、 取材にこたえて言ってくださったのが、タイトルの言葉。 「去年、猛暑だって気がつかなかった!」 ずっと、こどもと一緒に川遊びしてくれたそうです。 楽しくてしょうがないから、遊んでいたら、全く猛暑と気づかなかったんですって。 川には、伝導、対流、蒸発、涼しくする原理がたくさんあります。 難しいことなしで、行けば涼しいのです。 安全な方法さえわかれば、こんなに楽で素敵な場所はありません。 昼間川で遊んでいると、体は冷えるので、夜もクーラーがいらないのです。 皮膚が風に敏感になっているので、わずかな風でも体感できるようになる気もします。 お盆すぎたら、みんな「風が変わった!」って一様にいいだします。 夏が終わったら、もう川に来れないんだ。公園にもどりたくない~。 どうしようって思ったのですって。。 電気代も普段よりずっと少ない夏だったって。 電気がないと、クーラーがないと。。って頭であんまり考えずに 楽しく涼しいことをたくさん体験してみてほしいな~と思っています。 風と水と仲良くなってくださいね。 雑誌は発売予定日がきまったら、お知らせします♪ 素敵な写真がいっぱいなので、楽しみです。 ロケにおつきあいしてくださったママたち、ありがとう! 猛暑だときづかなかったというフレーズ、とっても気に入ってしまいました(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年05月01日 10時20分18秒
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