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あんどうりす の りす便り

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2012年10月05日
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高校

都立稔ケ丘高校で高校生むけに防災レクチャーをしてきました。
写真は校長室。居酒屋さん風、お一人様でもどうぞどうぞの暖簾がとっても素敵。
こんな校長先生がいらっしゃるとなんだか学校も楽しそうです。

先生がたもにこにことってもいい雰囲気。
理科の先生(高校だから、もっと専門家されているのでしょうけど)に3ケ月分の情報を1時間で話してましたねと褒めて(?)いただき、生活に密着した科学スキルは授業に使えるともいっていただき、嬉しかったです。

稔ケ丘高校は東京都の指定するチャレンジスクール。枠にはめてしまうと個性を伸ばせなくなってしまう子ども達が選んで通う学校です。都内は選択の幅がたくさんあるのですね。

「枠にはまらない子どもたちというと、大人はもしかしたら 枠にはまったイメージを持ってしまうかも。
きちんと服装や規律が守られているほうが、落ち着けるという子ども達もいるという現実。
いろいろな個性のこどもたちがいるのです。
それぞれがもっている学ぶ権利を、学校がきちんと全力で守ってくれる。そんな安心できる学校があるということを知りました。多様性が認められていると分かると、親としても安心です。

生徒たちは、控えめながらも楽しんでくださっていたので、感想が楽しみです。時間が1時間しかないのがつらかったところですが・・・

ちなみに校長先生は発酵食品テンペの研究家でもいらっしゃって、テンペの話題で盛り上がってしまいました(笑)

●さいたま市指扇公民館で 公民館が主催した 連続講座で防災のレクチャーをしてきましたが、ここの企画も画期的でした。

キャラ弁当の作り方なんて とっても楽しそうな講座のひとつとして、防災がちゃっかり入り込んでいるのもおもしろかったですが、会場が中学校での親むけの防災講座。

何故中学校?だったかといえば、親が講座を聞いている間、和室にて保育が行なわれているのですが、中学生がその保育のお手伝いをするのです。

中学生くらいになると幼児と戯れることがなくなりますよね。
赤ちゃんはいつも天使のようではないという現実は、テレビなどの情報からは伝わってきません。遊ぶのは大変だったようです。
2時間で中学生もフラフラだったと聞きました!

保育には地域の方も多数ボランティアに参加されていました。

地域の人が赤ちゃんやこどもの顔を知ってくださるのは心強いです。
災害の時に安心ということは、普段から見守ってくださる関係があったということだと思います。
そういう意味できわめて実践的な試みだと思っています。

子どもによっては パワーが有り余っていて、親が抱え込むと大変になってしまうケースもあります。
顔がみえて、名前がわかっていれば、みんなでこどもを支えていけますものね。

こういうイベント、もっと提案したいと思っています♪

●さて、3つめは小学校の保護者むけの講演の感想が嬉しかったので転載します♪
感想に自己責任ってありますが・・・
アウトドアは確かに自己責任ということがよく言われますが、

法律的な意味においては、「責任」ではなく、自己決定権としての権利の範疇だと思うこのごろ。そこらへんの概念の混乱がもたらしている問題点も気になっています。Own Riskなので、責任という訳はやっぱりニュアンスが違っていて、今後は自己決定権ということで、明確化したいと思っています(って、ひとりごとです。意味不明ですね 笑)

以下、感想の引用です


「ものすごいお役立ち情報量がいっぱいで頭パンク!あんどうさんの本を改めて読もうと思いました。だんだんうすれてきた防災意識でしたが、気持ちをひきしめられました」
「case by case というのは、自己責任を問われるものだと感じました。日頃からの家族間の話し合いが大事だと思いました」
「古武術の技がとても良かったです。自宅で子供と一緒にやってみようと思いました」
「いつかは来るであろう関東での地震も、いざ来ても何をどうすればいいのか、わからないままでいました。今日は、マニュアルにとらわれないということ、自分の判断で落ち着いて行動できる…ことがいいかなと思いました」
「子供にも、自分で常に考えて行動できる子に育てることが、命を守ることにつながると思い、そうできるような子に育てたいと思います」
「普段の生活の中に、生き抜く知恵がたくさんあふれていることを知ることができ、とても役立ちました」
「今まであいまいだった事がはっきりしました。自信を持てました。間違っていたこともあり、とても有意義な時間でした」
「2人の子供が外遊び大好きなので、上手に安全なところを見つけて助かってくれるだろうと確信致しました。こんなところで役立つとは…」
「知恵を使って工夫するという考え方を知れて良かったです。子供と一緒に話し合ったり体験したりする機会をもちたいと思いました」
「生活の中に防災という意識を入れて…今日学んだことを、家族や身近な人に伝えようと思います」
「いろいろな観点からの防災サバイバルの方法が学べて楽しかったです。目からウロコのものも多く、発見がたくさん。是非子供たちにも参加させたい内容でした」

…などなど、単なる防災講座ではなく、もっと本質的な、生きる力が結局は命を守るということを皆さん学んだのではないでしょうか。

今回の講演会は、3.11の体験を背景に命を守るにはどうしたらよいのかということを考えていく上で理論的なアプローチだけでなく実践的な技術も必要と考えて企画しましたが、昨日のお話は本質的に今年の単位PTAのテーマ「自分をまもる、みんなをまもる」に直結するような内容だったのではないかと私自身、感じています。本当にいろいろと考えさせられました。

以上引用終わりです。

素敵な感想ありがとうございました!





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Last updated  2012年10月05日 13時21分18秒
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