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あんどうりす の りす便り

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2013年01月06日
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あけましておめでとうございます。

お正月のこの時期、毎年冬山遭難の報道がありますね。

 野外救助法の資格の雪山での実習で、わたしは、パーティが雪崩で遭難して肩脱臼、足首ねんざで救助される役をやったことがあります。

 練習とはいえ、仲間と離れ1人で雪山でうずくまっていてしばらく救助を待つのは心細いもの。偶然わたしを救助してくる役になった方は、長野県の山岳救助隊の隊長でした。遭難者をみつけたとき、聞くべきことの合理的なマニュアルがあるのですが、お酒が大好きでいかにも山男な隊長は、こんなん覚えられないよと言って完全オリジナル問答(笑)。

 パーティの人数を聞かれて答えたとき、隊長が間髪入れずに「きっとみんな大丈夫だから心配するな」と言ってくれたことが忘れられません。役の設定では仲間の1人が外傷性脳損傷で死亡することになっていたのです。安易な気休めはいうべきではないという考え方もあるかもしれませんが、救助されたからといって、命が助かるとは限らない状況では希望の持てる言葉がけ、すごく心にしみました。

 パーティには落ち度があったかもしれません。しかし、全くそのことには触れず、下山するまでひたすら励ましてくれるというのは、どれだけ心の支えになることかと体感しました。救助役の現役の看護師の男性の声かけも素晴らしかった。ボードに固定され意識のない役の人にむかってひたすら明るい話題を呼びかけていました。「彼女いるのかな?かわいいの?初デートはどこ?」と次々と。

 私の足は固定され、隊長に半分おぶわれたようになって半分自力で下山します。隊長は非常に不安定で危険な体勢になるので、前後に人を置いて、場合によっては後ろの人とロープで結び、急峻な道を下りました。本当に命がけのスキルなのです。

 救助に向かう人は、家族もあり、人間的優しさをたくさん持っている方達です。
 2次遭難とならないよういつも願っています。
 避けられない遭難もあるかと思います。そして雪山は凛として美しい。だけど、冬山に入る方もどうか救助に行く方の事
を忘れずに。自分で自分を助けられるスキルを磨いてから自然と仲良くなってくださいませ。





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Last updated  2013年01月06日 11時21分03秒
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