10/25木曜日
大阪を午前8時前に出て約1時間で到着しました、転院先の病院では午前のうちにいろいろな手続き、病院の説明や、ドクターとの入院診療計画の打ち合わせ、前の病院では外出もしてたみたいやけど、まだここでは(新人で？)様子が分からないから一週間は入院している４階のみの移動で他の階に移動する時は看護師さんやリハビリの先生が付き添いますとのことカエルはそれでも全然平気だそう。

ただ初日にドクターから左目は開かないと思うな、ほら瞳孔が開かないやろ、言葉も遅い、出ていないと言われました。(x_x)が～ん、まあ、手術をしてくれたT病院の主治医は年内には目は開くと思いますよと言ってくれた言葉を信じよう、もし急いでも斜視が残ったりする可能性もあるので、とにかく急がない様にしよう。推定される入院期間は3ヶ月、年内で退院できるかなと期待していただけに私は密かにショックだった(^_^;)カエルの誕生日は12/2なので20歳の誕生日は仕方ないとしても年越しは予想外だった。

神戸リハビリ病院は環境が良く景色も綺麗なのだが、今は改装工事中でネットが張ってある、しかも大阪の病院と同じ北側の病室で面会に来てくれたカエルのオバが、あの子(カエル)はまた北側？と気の毒がる(^0^;)神戸リハビリ病院は脳が専門で理学、作業、言語聴覚のリハビリが毎日、土曜日も日曜日もある、休みはお正月の一日だけで、1/２からはリハビリが始まる、一日でも早くリハビリして欲しいと思って転院当日からリハビリをお願いした。カエルも同じ気持ちらしく、抵抗しなかった。病名は左中脳出血(海綿状血管腫破裂)術後後遺症、目標は家庭復帰と学業復帰。

さて夕方、二ヶ月ぶりに帰宅した私は大学の先生に転院の報告をする。その時、一度カエルのお見舞いに来てくれた先生にカエルの言葉が出てないか確認したら、以前のカエルくんに戻ってると思いますと答えてくれた、良かった、親の欲目で言葉が戻った様に思い込みしてたのかと思った(^o^)、

10/26金曜日
オバ(私の義姉)が面会、大阪の時から洗濯や、小学校の先生だったので天声人語など、微に入り細に入り本当にいろいろな世話をしてくれる。足を向けて寝られないくらいお世話になっている。そのオバがカエルに「近くなって良かった」と言ってくれた。カエルはいつもの様にあまり多くを語らず、ふっと笑っただけだったが、帰りに「おばさん、ありがとう」と言った。

その話を私の姉にすると、姉も納得しカエルは感心するくらい「ありがとう」が自然に言えるとほめてくれた。「ありがとう」、この短期間に私もカエルも何回ありがとうと言っただろう、まず大阪難波の富永病院の富永院長先生、本当にありがとうございました、先生が8/6初診の日に、カエルが身内なら手術すると２回言ってくれたのはとても救われました、富永先生は赤井英和を助けたドクターで有名ですが、脳の病気に縁の無かった私は存じ上げませんでした、でも先生のこと、教えて頂けて本当に救われました。

先生は診察室にいらっしゃる時は大きく見えたけど、二ヶ月病院に住んで？いた私は一回だけ富永先生が診察室に入られる時にお見かけしたことがあります、とても小柄な方で、あまりに小柄で、この方があの脳幹の5時間に及ぶ手術をしてくださった富永先生だったのかとびっくりしました。富永先生がいらっしゃらなかったら、多分、今でも毎日バクダンを抱える生活が続いていたと思います。主治医先生にも心からお礼申し上げます、ありがとうございました。手術の時間だけの問題じゃないけど17時間の手術のうち、７時間掛けて脳幹までたどり着き、５時間富永先生の助手をし、さらに５時間かけて閉じてくださった主治医先生はいくら若いと言っても術後、声がほとんど聞き取れませんでした、先生は手術中、食事もトイレもできないそうです。リハビリの先生方にも感謝しています。すべての先生や看護師さんスタッフさん、感謝しています(^o^)カエルの手術に応援して元気玉送ってくださった皆さん、本当ならお一人ずつお礼を申し上げないといけないのですが、こちらで代表させてくださいね、本当にありがとうございました<(_ _)>

10/27土曜日
本日は土日しか休みの無い私の姉が面会に来てくれた(^o^)カエルは相変わらず。

カエルが気にしていた月謝を払いにスタジオに行くが、入れず。無念(-_-;)
パソコンのセキュリティソフトの更新、はあ～気になってたんだ(^o^)、


10/28日曜日
朝、カエルからメール。昨夜、夜中に痙攣発作を起こしたとのこと、驚いてすぐ行かなくても良いの？もう落ち着いてるから駆けつけなくて予定通りでも良いとのこと。




この痙攣発作は新しい病院が悪いとかでは無く、富永病院では手術前から入院してドクターや看護師さんやスタッフも知ってる、だから安心して、居られたけど、新しい病院で緊張とストレスで痙攣発作が起きたのだと思う。うろ覚えだが脳の手術をすると１年目に約７割の方が、さらに２年目まで含めると約９割近い方が痙攣発作を起こすことを体験談で読んで知っていた。

だから今回の痙攣発作を聞いても病院で良かった、４人部屋だったから隣の患者さんがナースコールをしてくれたらしい、それも良かったと思った。もし体験談を読んでいなかったら、私はきっと富永病院でせっかく良くなっていたのに新しい病院で悪化したと思っただろうと思う。

実はカエルの６月の発作は厳密にいうとテンカンでは無いらしい、脳出血の場合、テンカン症状が起きることは少なく大変珍しいそうだ。脳出血すると目がうつろになり人から見るとぼんやりしてるだけにしか見えないこともある、それは予兆ですか？と６月の救急病院で尋ねると「いえ、脳出血を起こした症状です」と言われて｛そんなん、出血しない様にって言ってもとうてい予測もできない、そんな出血しない生活なんて絶対無理やん｝と思った。筋肉の異常な収縮が長く続き筋肉がこわばった状態になるものを強直性痙攣，筋肉の収縮と弛緩が交互に反復する状態を間代性痙攣とよぶそうだがカエルの場合は後者の間代性痙攣が数分あったそうだ。



参考サイトhttp://ameblo.jp/nsdr-rookie/entry-10919479031.html

「てんかん」は典型的には、
意識の消失と全身の筋肉のこわばりといった「けいれん」を起こす病気です。

「けいれん」というのは症状のことですが、「てんかん」は病名です。

つまり、「けいれん」は「てんかん」という病気以外でも様々な理由で起きるのです。てんかんの定義ですが、一つは、原因が脳にあることです。もう一つは「反復性」であることです。
つまり、一回だけ「けいれん」の発作があったとしても、それだけでは「てんかん」とはなりません。たとえば頭部外傷で、脳にのダメージが原因で受傷直後「けいれん」が起きたとしても、その後全く発作がなければ「てんかん」ではないのです。繰り返して初めて、「てんかん」と診断されることになります。


だから、今回はテンカン発作じゃなく痙攣発作なんですね。６月の発作もテンカンでなく間代性痙攣と診断されています。まあ、薬は同じものかも知れませんけどね、一応、いろいろ勉強した結果、分かったことでした(^o^)、


ところでクールなカエルもさすがに不安になったらしい、急がなくて良いと言うから予定通り用事をしてから面会に行こうと思ったら用事をしてる間に何回も私に質問のメールを送ってきていた、気がつかず返信できなかったら、カエルはずっとこのまま退院できないんじゃないかと思って弱気になっていた。どんなに入院したくても一応、手術後半年までしか治療できないよというと安心していました(^^;)



追伸。
メイフラワー姉さんがバッコウってどんな字？ってメールくれたので調べました、抜鉤（ばっこう）ホッチキスの針みたいのを抜くこと。