011712 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

美味い日本酒で、今日もはっぴいえんど。

美味い日本酒で、今日もはっぴいえんど。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2016.03.03
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

 

桃の節句、ひなまつりでもある今日は、別火(わかれび)とも呼ばれます。

別火(わかれび) = 桃の節句。燗をやめることをさす。


昔、何かの本で見て書き留めておいたのですが、詳しいことが分からず、辞書などで調べましたがやはりよく分かりませんでした。

ところが先日買った『dancyu 2016/3月号「今回は、お燗」』を読んでいると、

「平安時代の貴族、藤原冬嗣の家言『貞順故実書条々』に、9月9日から3月2日までは燗」という文章がありました。

ネットで
「酒に燗をするのは、昔は九月九日の重陽の節句から三月三日の桃の節句までで、燗をやめることを指す「別火【わかれび】」という言葉もあった」
も見つけました。

平安時代は今日から燗酒を飲まなかったんですね。
ではなぜ今日までだったんでしょうか? 
寒い冬、炭で暖をとっていた時代。当時は炭も貴重品で、三月三日を境にそれをやめていた。そうなると燗をつけることもできなくなる。そういうことでしょうか。

では別火はいつ頃まで? その答えもdancyuにありました。

江戸時代に来日したポルトガルの宣教師、ルイス・フロイスは「日欧文化比較」に「日本では(酒を)飲むとき、ほとんど一年中温める」と書き残しています。

江戸時代目前には通年で燗をつけるようになったようですね。炭もかなり普及するようになったのでしょう。

今も炭火でお燗をつけてくれる店があるそうです。残念ながら私は経験がありませんが、一度飲んでみたいものです。味が違うんでしょうかね。

別火(わかれび)という言葉も遠い遠い昔のものになっていきます。

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.10.27 12:11:41
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X