カテゴリ:本・読書
チェンジメーカー 昨年、新聞で、自らの価値観を生かした働き方が注目されている との記事が掲載されていました。 元大手製薬会社の研究職で、貧困層に安く薬を提供する会社を興した女性など “社会起業家”を紹介する専門のビジネス誌、「worthwhile」まで登場したとのこと。 (2005年6月2日 日経夕刊 世界の話題) この本は、社会起業家の父と呼ばれる、アショカ財団のビル・ドレイトンから始まる18名が、 魅力的で、引き込まれそうになる白黒写真と共に、紹介されています。 実はこの本を購入してから、内容にはほとんど目を通していませんでした。 というのも、内容というよりこの本の存在自体が、意味あるものだったから。 働き始める時、非営利または営利のどちらかをとれば、 どちらかを捨てなければいけないと思っていました。 2つを融合させた、第3の道があることを知り、なんともいえないうれしさを感じたのでした。 著者の渡辺さんは、この本を作ろうと思ったきっかけの一つは、 「コンパッション」の不在を米国人の友人に指摘されたこと、と書いています。 「コンパッション」とは単なる同情を超えて他人の気持ちを思いやり 苦しみも喜びもわかち合うという意味です。 この本に掲載されている2名の日本人(秋山をねさん、白井智子さん)や、 その他の日本の社会起業家達は、 欧米で学生生活を経験し、この「日本人にかけているもの」に気づいて、 帰国後に行動を起こした新しいタイプのリーダー達、と紹介されています。 実際に話を聞く場へも繋がった、思い出の本 でもあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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