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ミッション実現への道

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2006.02.19
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カテゴリ:本・読書
判断力はどうすれば身につくのか
判断力はどうすれば身につくのか アメリカの有権者教育レポート

この本を紹介してくれた方の話では、
著者は、タイトルも有権者教育レポートにしたかったのだけど、
日本人にはうけないので、副題になったらしい。

大学の頃、ネパールのゴルカと言う小さな町で、
今はイギリスで事業を起こしていて、
たまたま里帰りしていた男性に、とてもお世話になった。

その人がネパールを立つ日、飛行場に見送りに行った。
結局その日は天候が悪く飛行機は飛ばなかったのだけど、
飛ばないと確定する、しばらくの間、
その子ども達2人と一緒にロビーで遊んでいた。

子ども達はそれぞれ11歳と7歳の姉弟で、とにかく元気。
目の前でくるくると“ごっこ遊び”を始めた。
その中の一つが、法廷ごっこだった。

すぐに裁判の中身が決められ(確か隣の家との領地争い)、
この2人が裁判官役や検事役、被告・弁護士役など、1人2、3役こなし、
本物さながらに、進められていく。

お姉ちゃんも一緒にしようよ、と誘われたものの、できなかった。
英語力がなかったから、と言い訳してみたものの、
内容についていけていなかったのは、明らか。

どのような環境で育ったら、このように、
社会と自分を結びつけて、考えることができるのだろう。
とても強烈な記憶として残った。

あれからもう10年弱経ってしまったけれど、
考え続けていたことのヒントがこんな形で本として、手に入った。

印象的だったのは、下記の二点。
・有権者教育という力の入ったものではなく、セサミ・ストリートや、ディベートなど、
身近なところから自然に身に付くようになっていること。
・有権者教育は“こうすべき”、といったものではなく、
考える材料を揃え、子供たちが考える過程に力がおかれていること。

この有権者教育は、9・11以降高まりをみせ、
様々な非営利団体により、プログラムや情報提供が行われている。

KIDS VOTING
このKIDS VOTEが行った模擬大統領選挙で、
5歳から17歳までの子ども達が投票を行ったそうだ。
選挙までのプロセスで、手順や判断する知識を身に付けさせる訓練をする。
両親に聞く宿題も出され、両親も関心を持つようになり、
結果的に本選挙の投票率も上がる。

ジャスティス・ラーニング
ジャスティス・トーキング
それぞれ、争点に関して情報収集できるサイト。

大統領も議員も積極的に、学校に出向き、
子供たちを対象に対話をしているそうだ。
実際に出合って話をすると、子供たちのその後も変わってくるという。

集団から個人へ。
世の中の動きは、大きな単位から小さな単位へ移動している。
もはや、他人任せで不満ばかり言っている状態ではない、と感じる(自分を含めて。。)。

小さいうちから、計画立てて、有権者を育てていくことを、
今の学校ではどのように行っているのだろう。





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Last updated  2006.02.20 08:20:43
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