カテゴリ:本・読書
「心理戦」で絶対に負けない本 もう何年も前に、本なんてあまり読まない母が、 ひょいっと、購入してきた本。 きっと母も購入しただけで、読んでないはず。 うずもれていたのを引き出し、 ぱらぱらとめくってみる。 日常の心理戦、詐欺・だましのテクニック、 なんて項目が見える。 ああ、なんでこの本を手渡されたのかが、 今になってわかってきた、と苦笑。 それはさておき、内容はなかなか面白い。 普段良く体験することが、テクニックとして紹介されている。 例えば。 フット・イン・ザ・ドア・テクニック ~片足をドアの中にいれて閉じさせなくすることができれば、商品を売ったも同然~ 相手に何かを承諾させたければ、小さな要求から始めて、 徐々に要求を大きくしていく。 最初の依頼と比べると、その後の依頼は断りにくくなるからだ。 人は一貫性があると見られたがるので、一度承諾したことは、変えにくい。 ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック ~ドアを開けたらいきなり顔を突っ込んでしまう~ 初めにあえて大きな要求を行い、相手がそれを断った時点で、 小さな(本当の)要求を行うというやり方。 断った時の罪悪感を利用する方法であり、フット・イン・ザ…と異なるのは、 断られたら間髪をいれずに次の要求をすること。 ロー・ボール・テクニック ~最初は相手の受け止めやすい球を投げて、とにかく受け止めさせてしまえ~ 要求自体は初めから変わらないけれど、予想外の事態により、 結局は相手にとって全く得とはいえない要求をのませてしまう。 人間は、自分の決定に責任を取らねば、と思うところがあるので、 予想外の事態が生じても、自分が最初にOKといってしまったことには変わりがない。 読んでいて、新しいことは特にないのだけど、 この本の良いところは、ありふれた事柄に名前をつけているところ。 こうすることで、再現性が増す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.05 11:03:35
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