カテゴリ:日常の気づいたこと・出来事
足利市のココファーム・ワイナリーへと行ってきました。
ココファームは、障害者の人たちが栽培したぶどうをもとに、 ワインの醸造などを行っている施設。 ワイナリーの見学や、レストランで焼き立てパンや、 地元の野菜などを利用した食事ができます。 (レストランの食事がとても美味しいのです!!) 現在は100名ちょっとの障害を持っている人が一緒に生活し、 日々ブドウの栽培や醸造などに携わっているそうです。 興味をひかれたのが、ココファームの成り立ちと、その考え方。 まずココファームの成り立ちは、約60年前。 養護学校の先生が、生徒に生きる力をつけさせようと、 山を購入し、開拓を始めます。 ぶどうの栽培を始めたのも、学校を出たあと、働き先がない生徒を見かけたから。 ぶどうを作ることにした基準は、なるべく手がかかる作業が多いこと。 この省略化、簡略化、低コスト化を進めている社会の中で、 先生は、手のかかる作業を海外で見つけては、うちの生徒にも仕事がある、 と喜んでいたそうです。 だから、ここで作っているワインはゆっくりと手間をかけて作られており、 だからこそ、商品そのものの価値を認められ、公的な場所でも使われたのだそう。 そしてもう一つがその考え方。 学園には例えばラベルの検閲やぶどう畑のカラスを追い払うという自分の役割を 誇りを持って取り組む仕組みがあるそうです。 自閉症であれば、ラベルの不備があればそれをかなりの精度で見つけだすことができる。 そして、自分が必要とされていることを仕事の中で実感できているそうです。 それぞれが持っているのは障害ではなく特徴と考え、 その特徴をそれぞれの場所で生かすことで、全体のワイン作りをうまく行っていく、 ということなのだと思います。 これは会社においても、同じことで、 人それぞれが特徴を持っており、その特徴を受け入れること、 そしてそれを生かすように仕向けたり、先回りをしてフォローしていくことで、 自分自身でも進めていきやすくなりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.11 12:41:07
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