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若松孝二監督の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を観る。
3時間を超える大作。 連合赤軍が、その時代背景から浅間山荘立てこもりの事件を起こすまで、 連合赤軍側の視点で描かれている映画。 目的を持ち、社会を良くしようと立ち上がった若者たちが、 主導者を失い、仲間内の裏切りや逃亡の増加を受け、 弱くなっていく組織の中で、当初の目的を逸れ、 自己目的化していく様がうかがえる。 女性は巫女のような役割を果たす、と誰かが言っていたが、 リーダーが永田、森という男女のペアだったことも、 この組織が、極端な方向へ進んだことに関与しているのかもしれない。 この時代の社会背景もさることながら、 どの時代にも普遍的な、陥りやすい組織の傾向を表しているようだ。 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.11 12:23:07
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