ゼロから大きなプラスを生み出す
マイナスからゼロにするのではなく、ゼロから大きなプラスを作るという点で気になった記事が2つ。★以前見て、その発想に驚いた、ポカリスエットスカイメッセージ。この大掛かりな空中広告は、全国のフライトスケジュールを公開し、トラックバックで一般の人も参加ができることも魅力。でもどう考えても莫大な費用と大きなリスクがある。費用対効果を度外視した、こんなワクワクする企画を実行した人の記事に、ちょうどここ数日の間、出会った。日経新聞8月15日11面 「メディア仕掛け人」日経ビジネスアソシエ 09・06「空にメッセージ、地には笑顔」これらによると、話題を呼んで、購買の瞬間の直感的な決め手となること、これを目的にしているそう。「“くだらないこと”ってマジメなことより人に伝播するんじゃないかとないかと思うんですよ。」それが話題を呼んで世の中に広がっていく。★日経新聞8月16日1面 「立体TVで感触や香り」総務省が五感を使って擬似的に臨場感を楽しめる、立体映像テレビの開発支援を行う、というもの。1.ハイビジョン並みのきれいな動画像を立体的に表示。2.映像に合わせて、触感やにおいなども楽しめる。この2点が特徴だそう。このワクワクする企画がどのように承認されたのかは知らない。テレビショッピングや、医療技術への応用も可能とのことだが、一つ目の企画と共通するのは、しなければいけない理由があったのではなく、初めに発想ありきだったのではないか、ということ。これを行うことで、1番目の例は、大きな話題を呼び、2番目の例は、このこと自体が実現できるというよりも、この開発を行うことで、様々な技術に波及し、より一層、国、世界の技術の底上げになるだろう。人をワクワクさせる、こんなことができたらなんて楽しいんだろう、ということを実現させる。これらは、なんと大きな力を生み出すんだろう。