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カテゴリ:角田光代
八日目の蝉 角田光代 あらすじは不倫関係にあった男性の赤ちゃんを 連れ去って....という女性の話なんですが 悲しい話だなあと思いました 誘拐事件の当事者たちの心情、そのあとの人生、植えつけられた逃亡の記憶、 本当の家族とのすれ違い、またほんとの母の苦しみ、やりきれなさ、怒り、 あがき、etc 人間の幼い時の記憶がどれだけ人生に影響を与えるかを 痛いくらい感じました。 それでもそのままで終わらないのが角田ワールドの良さね 思い悩み、あきらめ、あがいたことも、 いつか明日への糧になる!! 道標になる!!! 一筋のひかり なんて言葉があるけれど 本当に少し、微々たる希望がこの事件に関わらなければならなかった人たちを 救っている気がしました。 対岸の彼女 という小説からも、 私は勇気をもらったのですが 八日目の蝉 からも 充分な 励まし を受け取った気がしました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.08.13 22:22:51
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