|
カテゴリ:カテゴリ未分類
ゴシックV(ベルゼブブの頭蓋) は ヴィクトリカ が 父 アルベール・ド・ブロア侯爵の命令で学園から 強制的に連れ去られるところから始まる それを知った東洋からの留学生、久城一弥はヴィクトリカの行方を追うが・・・・・。 ヴィクトリカと侯爵は親子関係だけど、そこに愛情と絆はなく 読む者の心を切なくさせる 父 ブロア侯爵は1924年という世界が大きく動こうとする瞬間に 灰色狼の子孫であるヴィクトリカの頭脳を 最終兵器 として 使おうとしている だから、彼にとってヴィクトリカは娘ではなく、切り札という ”物”でしかない 人として生まれながら、父親に愛情を注がれることがない 娘は 生きることの意義も、意味も、喜びも、何も知らないまま 人生という時間の長さに倦んでいる 唯一それを救ってくれるのが、一弥であるのだけれど 感情を表現することに慣れていないヴィクトリカは 甘える代わりに、彼をたたいたり、蹴ったりと 意地の悪いことばかりしている でも、憎めないんだよなあ 気になって仕方ない 手を差し伸べずにいられない そういう気持ちにさせる女の子なんだなあ とにかくヴィクトリカのたたずまい というか 来ている服を想像しながら読むと楽しさもひとしお フリルもリボンもブーツもとてもおしゃれ 6巻がはやく読みたいわあ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.10.08 20:38:41
コメント(0) | コメントを書く |