hug

無事ソロデビュ～しましたぁ…って、今回もいつもと同様に、山あり谷ありで苦しかったです。
というのも、今回は広島と山口にある３つのスタジオによる合同ライブで、ついつい他の人の踊りと自分の踊りを比べてしまい、失敗を恐れて萎縮して、途中「楽しむ」ってことを忘れてしまいました。
あげくに、エスコビージャトラップにはまり、難なく出来ていた足なのに、突然リズムがつかめなくなって落ち込んだり…。
壁にぶち当たる度に「ソロなんて、身の程知らずだった…止めておけば良かった。今止めたら、スタジオの名前を汚さなくて済むかなぁ。」と弱気になりつつ、そんなこと口にしたら、先生の雷が落ちるのは目で見るより明らかなわけで、言えるわけもなく…ただ練習あるのみ。
群舞だと、苦手な部分はシラァ～っと誤魔化せるのですが、ソロはそういうわけにはいきません。
苦手な１２拍子のグアヒーラにここまで真正面から向き合ったのは、初めてでした。
本番前に、逃げ出したい気持ちを漁師に思わずメールで吐露したところ、漁師から速攻「せっかくの舞台なんだから楽しんでください。そうすれば結果は自ずとついてきます。」と喝が入り思わず涙。
私は、他の人の踊りを気にし過ぎて、自分らしさをすっかり忘れていたんです。
フラメンコ始めたばかりの頃の気持ち…楽しくて楽しくて、レッスン中も踊りながら思わずにやけてしまっていた自分を思い出しました。
それに、フラメンコを始めて若干３年の私にソロの話をくださるなんて、他のスタジオでは考えられないこと。
「せっかくのチャンスを無駄にすることは許されない。」ですよね？
漁師のアドバイスのおかげで、本番直前でしたが開き直って思い切り楽しむことができました。
今回は「グアヒーラ」といって、キューバから逆輸入された曲で、アバニコ(扇子)を使って優雅に踊るのが主流の曲です。
先生からは終わった時に、「いままでと違ったオーラが出てたよ。なんか挑発的な踊りだった。」とお言葉をいただきましたが、挑発的？挑発的？って？？？
確かに後半のブレリア部分の歌詞は、情熱的な熱い熱い歌詞となっているらしく、愛しい人に思いよ届け！！といった感じだそうです。
私の場合、フラメンコで思いを伝えるには、まだまだ精進が必要ですな…。