うさぎの病気【不正咬合】
翔ちゃんの眼球が白くなってきて涙も沢山出ているので今日も病院へ行ってきた。前回と同じ先生だったけれど、今回はちゃんと診察してくれたのか前回と違う診断結果になった。※痛い内容なので苦手な方は読まない方が良いです。。。<今日わかったこと>前回、猫のさくらに引っかかれたのかと思っていた目の傷は実は翔ちゃんの奥歯が原因だったこと。歯が悪くなると食事ができなくなるので最終的には死に至る病気であることを説明された。父うさぎが不正咬合だったため、ショコラさんは生まれつき前歯が前に伸びていたけれど翔ちゃんは噛み合わせは大丈夫そうだったのですっかり油断していた。ネットで病気のことを調べてみてびっくり。。。*************************************○不正咬合とは長期間にわたり繊維質の少ない食事(ペレット)を与え続けていると奥歯(臼歯)は上下運動だけでペレットを噛み砕き側方運動が減少して、歯どうしの磨耗が少なくなり、歯の噛み合わせが悪くなります。前歯(切歯)は外から見てすぐに分かりますが、奥歯(臼歯)は検耳鏡やCCDカメラやX線にて確認する必要があります。 *長年、ペレットだけで飼育しているウサギの歯をCCDカメラで口腔内を覗いて見たりX線検査をするとほとんど不正咬合はあります(臨床症状はなくても)。○不正咬合と食欲減退 前歯(切歯)では歯が外に延びる場合は食べる時に歯が邪魔になり食べにくくなります。また、歯が内に延びる場合は口唇や歯肉に延びた歯が当たり痛みを生じて食べられなくなります。 奥歯(臼歯)は上顎の臼歯が外側に変位し、下顎の臼歯は内側に変位します。その内側に変位した下顎の歯の一部が尖った場合に舌の側面を傷つけ舌炎を起こします。それでウサギは舌の痛みから食事を食べなくなります。稀に腐歯だけで食欲が減退することもあるのでレントゲン検査で鑑別が必要です。 不正咬合→舌炎の場合と不正咬合→腐歯では対応、治療が違ってきます。*ビスケット類など砂糖を含んだおやつの長期の摂取から腐歯になる場合もあります。*************************************翔ちゃんはペレットが主食・・・。ヘイキューブ(牧草の塊)系はあんまり食べないのでここ最近は干草も食べていない。芋ケンピやビスケットが好物。。。思い起こせは去年位に右のほっぺに「こぶ」のようなものが出来て病院に行ったら「出血もないので大丈夫」と言われたのでそのままにしていた。しかし、あのこぶも病気に関連していたのだ。奥歯が伸びてきてこぶ(膿)が出来てそして眼球迄奥歯が伸びてきているのか・・・。今は右目の中央が白く膿んでいるので今日のところは目薬と飲み薬をもらって帰ってきた。ここまで気づかなかった自分が情けない・・・。食欲はいつもどおりあり、良く走ったりするので「不正咬合の可能性」をすっかり忘れていたけれどケージを噛んだりしていればありえることだった。他のうさぎさんも涙が止まらない時には歯の病気を疑った方が良いかもしれませんこんな症状には注意1.前歯の伸び過ぎに注意が行きがちですが、奥歯の伸び過ぎも定期的に点検された方が いいみたいです。(見えない部分のため異変に気づく頃には悪化してることも・・・)2.目の涙がとまらない時は、目以外にも原因があるみたいです。(歯とか・・・)3.ちょくちょく(1カ月に1度位?)獣医さんに点検をして、よく知ってもらった方が いいみたいです。4.嗜好が急にかわった時は、歯が伸びすぎてるかもしれません。5.ゲージを噛む癖があると今まで平気だったうさぎさんも不正咬合になることがあるそ うです。6.眼球まで歯が伸びてしまっていると治療が難しくなること。 (歯は伸びるので完治はしない)7.ペレットが主食の場合は干草を必ず食べさせて臼歯のチェックもすること。今後の翔ちゃんは膿みの影響でくしゃみと鼻水が増えてくるかも・・・。右目を失ってしまう可能性が高いのでせめて食欲だけでも今のままでいて欲しい。