愛犬の健康(ちょっと汚い話)
夜、仕事から帰ってきたらいつもなら「お帰りなさい♪」と尻尾を振って出迎えてくれる愛犬ポン太が犬小屋の下に潜ったまま情けない顔をしていた。たまに小屋の下に潜っていることもあるが、「何かがおかしい…?」とピンっときたので力ずくで犬小屋の下からポン太を引っ張り出すと汚物が体に付着していた。痩せこけた体と目の下にクマ、そして虚ろ表情のポン太…。これは明らかに様子がおかしい…。犬小屋を覗いてみると嘔吐したものとお腹を下した痕跡が犬小屋内に広がっていた。血は混じっていないようなので病気ではなさそうだが状況を見て驚いた。野外に居るには危険な状態だったので室内に入れようとリードに繋いだ後、お散歩と勘違いしたのか(いつもはお散歩に行く時に飛び跳ねながら外に飛び出して行く)この日はふらふら~と何かに取り憑かれたように外に向かって行った。怪しい足取りのまま嘔吐と下痢の繰り返し。とにかく励ましながらの夜中の散歩。近所を軽く一周したところで「もう歩けない…」という表情でお座りして動かない。7~8kgはあると思うポン太を抱っこして家に帰りストーブの前にペットシートを敷いてポン太の体を温めた。ひどい下痢と嘔吐で胃の中は空っぽのようだ。しばらく不安そうな顔をしていたポン太だったが撫でながら声をかけて励ましていたからか徐々に不安そうな表情は消え、大人しく撫でられていた。すっかり甘えん坊になったポン太に暖めたミルクを飲ましているうちに徐々に元の体に戻ってきた。家族の話では昼間は普通だったらしい。犬小屋の周りにはドッグフードしか食べ物はないので昼間の散歩の時に何か変なモノでも拾い食いでもしたのではないか?というのが父の意見だった。散歩へ連れて行った母は「いつの間に食べたんだろう?」と不思議な顔。そんなこんなで夜中の2時までポン太のお世話。正直、最近あまりポン太を構ってあげなかったので後ろめたい気持ちもあった。拾い食いなんてさせなければこんなことにならなかったのでもう二度と拾い食いをさせない!と今回の事件で心底思った。すまん、ポン太…。すっかり元気になったポン太は翌日、体が臭かったので強制的にお風呂で体を磨かれたとさ。今まで病気一つしたことのないポン太だけに今回の出来事はショックだった。もっとポン太と一緒に時を過ごそうと思った。