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河向こうのフェスティバル

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Robbins

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2004/09/21
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カテゴリ:空間旅行
朝食を食べながら宿のロカビリー風のおじさんと話をした。「今日はもしかしたらまだパフィンが見えるかもしれないと思ってフィヨルドに行くんだ」と話すと「No Way」。我々のアイスランドに来た目的は、パフィン・鯨・オーロラをスポットしてロブスターをたらふく食べること。ロブスターの件は昨夜遂げたものの、パフィンに関してはどうやら「すでに渡ってしまった」ようだ。。。がっかり。
でも3日目にしてすっかり惚れ込んでしまったアイスランドにまた来る目的が残っているのもいいものだ。

今日はいまいち曇り空。南西のこの街から一気にぐるりと回って北まで行くドライブデーのつもりだったからいいか・・リングロードの海岸沿いの道を沿って走っていくと途中で工事中のところがあり、表示がよくわからなくなっていた。続けて海沿いをずっと走っていくと、どう考えてもあとはもう海につきぬけるしかない、という気配がしてきたので、「きっとあの工事現場で間違えたんだよ」と相棒はハンドルを切り大胆にUターンした。そこで嵌ってしまった。黒砂にタイヤが。

見ると、左前輪の半分くらいまで砂に埋まっている。相棒はパニック状態で海岸を空ろに歩いている。プラクティカルな私はまずは砂をかきだそうと掘ってみるが、「砂の女」の怖さをひしひしと思い出してしまいそうな砂。かいてもかいても戻ってしまう。ところがそこに我々と同じように道を間違えた車がやってきて引き換えそうとして我々を発見してくれ、わざわざ近づいて来てくれた。イタリア人らしいカップルの二人は、その状態をみて「Oh No」などと言っていたが、やはりプラクティカルに砂浜に走っていき大きな石を持って戻ってきた(相棒はいまだ茫然自失で駆け寄ってくれた彼らにまともにあいさつもできない状況)。

この石をタイヤの前に置き、これを踏み台として相棒は前に進もうとしだが、エンジンがくさーくなるだけでますます砂に埋まるばかり。「押してだめなら引いてみろ」のとおり、今度は我々3人がフロントをおして車をバックさせると、ほら!少しづつ脱出できた!(私は最初からそうすべきと思っていたのだ!)

でもありがたかったのはこの二人。小雨がちょうど降ってきたのに、そんな中駆け寄って助けてくれた。「私たちも困っている人がいたらちゃんと助けようね」などと心を熱くしながら、ドライブ再開。

アイスランドの西部はフィヨルド地帯となっている。といっても北欧のフィヨルドのような切り立った崖があるわけではなく、のっぺりした平野がぎざりぎざりと海によって刻まれている。したがって海沿いを走るリングロードはとんでもなく遠回りをすることになるわけで、小雨の振る中淡々と、うら寂しい道を進んだ。フィヨルドにも飽きたので、途中で山の中に入る未舗装路のショートカットに進むと、これまた驚いた。道はかなり急な斜面を登っていく峡谷地帯となっていたから。道幅も決して広いとは言えないのに、ガードレールなどもない斜面を登っていくと、これまたスリル。この道はエイイルススタジルという西部の中で一番大きな街につながっていて、そこでお昼とした(クレープでタコライスをつつんだ料理と相棒はラム肉の入ったスープ)。

こうしてかなり過疎な地帯に踏み込むと(国全体が過疎ともいえるが)、ラジオの音波が届きづらくなってきたため、スーパーに入ってCDを物色。今回の旅ではCDを求めてかなりいろいろな店で物色したけれども、一つ言えるのは、アイスランド国民はロック好きということ。ドライブインの20枚くらいしか売っていないコーナーでも定番ビヨークのおどろおどろしいジャケットに加えて「Iron Maden」が2枚ほど閉めていたり、「White snakes」のベスト盤が売っていたりする。騒がしい音楽の好きな相棒はこれらを嬉々として購入していたので迷惑なことだった。

そしてそんなWhite snakesベストを聴きながら、苔も生えないような火山灰の大地を延々とドライブした。リングロード沿いからは外れたオフロードに入ると、宇宙飛行士が飛行訓練を行うといわれるアスキャ火山がある。雨足も強まる中、リングロードを外れてデティフォスの滝へ。さきほどの大地よりもより黒っぽくってガリガリした大地を1時間ほど進むと突然、本当に突然、黒っぽい濁流が一斉に終結したおどろおどろしい滝が見えた。川の姿も殆どない中だったので、今日の一番ビックリの光景。おまけに周囲は美しい峡谷となっている。この滝は欧州最大の滝だそうで、雨のせいもあるのか火山灰により白く濁った水がものすごい勢いで量で流れ込む。近寄って覗き込みたいけれども、滝の周りには柵のひとつもないので、足元の石が崩れ落ちたら・・・。

雨はあがらず、200度のお湯がぐらぐらしているナウマフィヤットルもささっと見て、ミーバトン湖も通り過ぎただけで、その湖に近いファームハウスへ。露天温泉があったので小雨がしのついていたが1時間ほどゆっくりと漬かった。夜はこのハウスで頼んでご飯を作ってもらった。ポルチーニのクリームスープにラムの焼き豚風味のローストにお野菜にクレープに生クリームをはさんで冷やしたもの。突然頼んだのにこんなにおいしい食事で大感激だった。





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Last updated  2004/10/01 05:13:30 AM
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 ボーボー侍@ 脇コキって言うねんな(爆笑) 前に言うてた奥さんな、オレのズボン脱が…
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