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ロカビリー探偵事務所ロケット88ホテル&ツアーズ

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February 2, 2007
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カテゴリ:瀬川兄貴ブログ
男が女を愛する時













48年前の今日

The day the music died

音楽が死んだ、

俺は、近くのビデオやで借りてきた

リッチーバレンスの伝記映画ラバンバを観ながら

我ながら、なんてリアルタイムで、

べたなことやってんだーって思った

どうせならこんな日にSURF BALLROOMに行ったり

悪趣味だが、飛行機が落ちた

トウモロコシ畑にいてみたいと思った


行きたいなー アメリカ



数日前


瀬川兄貴とまたまたロックンロールの話で盛り上がっていた

エルビス  「お金貯まったら一緒にアメリカ行きましょうよっ」

瀬川兄貴  「金を貯めるー 俺には、そんな考えは無いね

       瀬川家には、お金を貯めるという観念はないんだ

       いつ死ぬかわからないんだー

       行きたいと思えば、借金してでも行くんだ      

それが ロックンロールだ!!!!

      俺は、そうやって生きてきた

      ピアノも買ったし

      ギターもそうやって手に入れたんだ・・・・」


      んーなるほどロックンロールだ、俺はそう思った



テレビからはラバンバが流れていた

リリリーン リリリーン

僕の携帯電話にメールが届いた

兄貴からだ

「瀬川兄貴ちょっと言わせて」の原稿!!



兄貴め まだ パソコンかってないなぁー

引越しが済んだら、パソコン買うって言っていたのに

もう2ヶ月!!!

借金してでも手に入れるロックンロール魂は、


どうしたー!!!!!!!!!!!


兄貴がパソコン買わなきゃ

ロックンロールは始まらないんだー!!!!!


俺の携帯電話に入った兄貴の原稿メールを、

自分のパソコンのフリーメールに、メールして

そのフリーメールに届いた原稿をコピーして


楽天ブログに貼り付けた



ロックンロールが死んだ日に

ロックンロールが始まることを祈りながら・・・・・





瀬川兄貴のちょっと言わせて 第参弾 改め

瀬川兄貴のガッツリ言わせて


「男が女を愛する時」


80年代、僕は

『アメリカが青春だった頃のアメリカがある』

そんなコピーのファーストフーズショップで

バイトしていた。

店は50年代のポップスとロックンロールが流れていた。

そのBGMは専用のテープデッキで再生していた。

再生用のテープは定期的に

英語のナレーション付きでポール・アンカニール・セダカ

コニー・フランシスパット・ブーンetc…、

憧れてたアメリカを

盛り沢山に詰め込んで送られてくる。

昔、カラオケで使っていた8トラテープみたいな

エンドレス・テープをテープデッキにセットするのだ。

オープニングを飾る「ロック・アラウンド・ザ・クロック」が

甘い菓子とアメリカン・コーヒーの香る

ホールへ流れだす。

映画『アメリカン・グラフティ』のように…。



 あの頃、夏になると仲間と

デパート屋上のビアガーデンによく行ったものだ。

当時のビアガーデンは暑い夏の昼間、

がんばって仕事してきたサラリーマンたちの憩いの場所。

 そこに夏の間だけの専属バンドがいて

ヒット・パレードよろしく。

オールディズ・ナンバーを演奏していた。

この頃はそんなバンドが居るビアガーデンが

なくなってしまったことは、実に寂しい・・・・。




 ロックンロールに夢中だった僕は

定番の柳屋ポマードでリーゼントにしてバイト先に行くと、

よくマネージャーから

「ポマードは匂いの無いのにしろよ」って言われた。

当時、無香料のポマードなんて売ってなかったから

迷惑な話だけど注意を無視した。


 そんな店のBGMの一曲「男が女を愛する時」。

パーシー・スレッジの歌を聴いた。

ノイズまじりの音の中に憧れてたアメリカとは違う

何かを感じた。

 絞りだすような歌声は「ただ事ではない」迫力で

僕にとどいた。


あの娘に夢中で伝えきれない恋心に苦しんでいた…。



 後からになって知るのだけど、

まだ僕が赤ん坊だった66年のソウル・チャートを

16週間もこの「男が女を愛する時」は

第一位の座を譲ることはなかった程の名曲だった。

 それは僕のロックン・ロール狂時代に

サザン・ソウルという熱い魂が宿った

最高の時期である。



 ビアガーデンの生バンドが歌う「ボーイ・ハント」も

店で流れていた「ポエトリー・イン・モーション」も

オールデイズと言われる輝かしいヒット・ナンバー。



 そこでマネージャーから怒鳴られ、

親友と語り合い、悲しい失恋もした。



 アメリカが青春だった頃のラジオで流れた

ロックン・ロールとリズム&ブルースが

ティーン・エイジャーを刺激したのと同じように…。



2007年2月 某Ball Roomにて






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最終更新日  February 3, 2007 12:44:13 AM
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