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テーマ:輝かしき時代の洋楽!(80)
カテゴリ:プログレ
ジェネシスのライブを初めて観たのが、今から30年前、忘れもしない中野サンプラザだった。 その衝撃は、言葉でいくら表現しても尽くせないくらい凄かった! スモーク・レーザー・バリライト……当時まだバリライト(七色の表現が出来て、自由に動く照明の事)はめずらしく、その効果を存分に出し切ったものだった。 ちなみに、このバリライトはジェネシスが自ら造り出したもので、当時、全てレンタルで、その権利はジェネシスが所有する会社が持っていた。 今では、コンサートの必需品として欠かせないもの、あたりまえの物となっている。 その私が観たコンサートに近いものがこの『セカンド・アウト』です。 当時、アレリカで徐々に名前が知られるようになっていたが、イギリスではNO1ライブバンドとして既に有名だった。 そのよさを存分に再現しています。 バンドのリーダーとしてカリスマ的存在だったピーター・ガブリエルが脱退して、その後混迷が予想されたなかで、フィル・コリンズの頑張りでたどり着いた1つの形である。 ただ、このライブのなかで、もう1人ギタリストのスティーブ・ハケットが脱退してしまうが、この事態ものり切ったジェネシスはこの後に、ご存知のように大ブレイクする。 その前夜祭的な、内容が充実した作品です。 「スコンク」~「ロス・エンドス」まで、重厚でカッコイイ展開を再現します。 いたる所に良さが散りばめられ、スリリングな展開。 特に、「シネマショウ」~最後の「ロス・エンドス」に至る展開はドラマチック!! フィル・コリンズとチェプター・トンプソンのドラムバトルは他では味わえないものです! 売れっこバンドになる前の、まだ少しプログレがかったほどよい感覚を存分に味わえます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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