ロック魂７０（おやじロック）

ジョージ・ハリスン『ｵｰﾙ･ｼﾝｸﾞｽ･ﾏｽﾄ･ﾊﾟｽ』

私のブログでビートルズ関係の第2弾はジョージ・ハリスンである。
そしてアルバムは事実上のソロデヴュー作である。

レノン=マッカートニーにある種遠慮し、そして鬱積したエネルギーが爆発した、そんなアルバムである。
この充実感はビートルズのソロメンバーのアルバムの中でジョンの『イマジン』と肩を並べる位に秀逸である。
ただ、感覚的には『ジョンの魂』に近いかなとも思えます。

１曲目の「アイド・ハヴ・ユー・エニイタイ」から「マイ・スウィート・ロード」「ワー・ワー」ジャムセッション前まで素晴らしい出来映えである。

「美しき人生」は「マイ・スウィート・ロード」と並んで、ビートルズのソロメンバーの曲としてはトップクラスに大好きである。

しかし、このような才能を持った人の曲がほとんど取り入れられなかったビートルズとは、改めて凄いグループであったと思えます。
確かに、ビートルズ後期のジョージの曲は、ある意味レノン＝マッカートニーの曲を凌いでいたのも事実である。
そういった意味では､ジョージはレノン＝マッカートニーに育てられたとも言えますが。

一時期ビートルズで一番好きなのは？と問われた時に、私は＜ジョージ＞と言っていたこともありました。
「マイ・スウィート・ロード」の盗作騒動の時は、真っ向から反対でした。
このアルバムをレコードで買うことは大変で、お年玉でようやく買った時は感激ものでした。

天国のジョージ・ハリスンに感謝。