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カテゴリ:プログレ
ジェネシス 『フォクストロット』 ジェネシス初期の名作として名高い作品。 私はジェネシスのアルバムを『そして3人は残った』から聴き始め、時代を追いながら片方では徐々に過去にさか上って聴いているので、このアルバムでは1曲目の「ウォチャー・オブ・ザ・スカイズ」や6曲目の「サパーズ・レディー」はライブ・アルバムでお馴染みとなっています。 ただし「サパーズ・レディー」はフィル・コリンズでのボーカルですので違いはあります。 このアルバムを聴いていると『ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ』ほどピーター・ガブリエルのボーカルは癖がないように感じます。 それだけにフィル・コリンズのボーカルのものと違和感なく聴くことも出来ます。 このアルバムが発表されたのが1972年、この年、他のプログレ四天王はピンク・フロイド『狂気』、イエス『危機』、ELP『トリロジー』、キング・クリムゾン『アースバンド』を発表しています。 この状況を考えるとジェネシスは若干スタートが出遅れた感があり、強烈なアルバムに押されていたのでは、と思も考えられます。 ちなみにツェッペリンは前年に『4』を発表しています。 ま、その遅れていた?!分だけ、その後四天王が行き詰まりを見せた時に飛躍的に活躍の番が回って来たのですから皮肉なものだと思います。 この時期のアルバムはフィル・コリンズの時代と違って、ストイックな位に非常に真剣で真面目に造られている、と感じます。 決して、フィル・コリンズが不真面目というのではなくて、楽しくやっているという感じがありましたから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年02月22日 15時49分52秒
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