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テーマ:ロックおやじ70(197)
カテゴリ:アメリカンロック
ドゥービー・ブラザーズ『ワン・ステップ・クローサー』 ドゥービー・ブラザーズのラスト・アルバム。 何度もメンバーの加入・脱退を繰り返したこのグループもこのアルバムで最後の時を迎えたわけである。 痛快なロックのリズムを奏でていたこのグループもマイケル・マクドナルドの加入とともにジャズの要素を加え、前作『ミニット・バイ・ミニット』ではグラミー賞にも輝いた。 この時がこのグループの頂点で、たった1作後に解散してしまう。 この作品は前作に比べてそれ程出来が悪いのか? 答えは≪NO≫である。 1曲1曲洗練され、それなりのセールスも記録した。 では、何故? だいたいグループの解散とはメンバー間の軋轢か、音楽の行き詰まりの原因が多いのであるが、このグループはそうではないかも知れない。 私の感じるところ、ドゥービー・ブラザーズとファンの間に溝が開きすぎたのではないかと思う。 私もアルバムを聴くたびにかつての痛快なドゥービーを懐かしんだものである。 いくら音楽が洗練されても、いくら出来映えが良くても、昔のドゥービーがもう一度聴きたいと思ったのは私だけではないと思うし、メンバーの中にもいたのではないでしょうか? このアルバムはAORとしては一級品の作品です。それだけに残念です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年03月15日 22時45分08秒
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